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野草食日記 231 ギボウシはどれも食べられるのか?!

先日料理したウルイは、オオバギボウシの若芽です。

私は息子が生まれたあとガーデニングを始め、すでに四半世紀。
ガーデニング雑誌や、サカタの種などお取り寄せカタログなどもかなり見てきました。
ギボウシは園芸界ではホスタと呼ばれていて、シェードガーデン、つまり日陰の庭を彩る貴重な植物のうちのひとつ。
多種多様な品種があり、愛好家にコレクションされるほど人気があります。

葉がとても綺麗で魅力的ではあったのですが、あまりの種類がの多さに目移りしてしまったことと、庭もさほど広くないこともあって、結局選ぶことが出来ずじまいでした。

初めてホスタ、つまりギボウシを食べると知った時は、こんなカラフルなものを食べるの?!とちょっとゲテモノ趣味というか、いや〜な感じが少なからずしたものでした。
ええ、今思えば、野草を食べてるということ自体、一般人から見れば十分ゲテモノなんですけどね。            写真『Garden Story』サイトより

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ね、こんなの食べたいと思えないでしょ?!

そして、八百屋で売っているウルイが育った様子はこんな感じです。
                     写真『山形市野草園』サイトより

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これだったらあっさりしていて食べてみようかと思える雰囲気ではあります。
どちらかのブログで、普通の鯉ではなく錦鯉を食べるか、という表現をしていた方がいましたけれど、まさにそんな感じですね。

実は昨年の春、ご近所の方にギボウシの苗をいただきました。
今は冬枯れてしまっていますが、確か白い縁取りがあるものでした。
明らかにオオバギボウシとは異なります。
一体これは食べられるのでしょうか?

ネットで検索すると、コバギボウシも食べられるという記述が見られます。
また「うざね博士のブログ」では、

食べられるギボウシには、基本的にはオオバギボウシ系が上げられます。オオバギボウシはコバギボウシやミズギボウシと同じように、日本の山野に自生するギボウシの代表する(に代表される)原種ギボウシで数量も多い。ほかにも交配種の寒河江などの中葉大葉系もOKですが、美味かどうかは未だ不明のところである。

と2014年の記述も見られます。
その後、ご自身で確かめられたのでしょうか、下へスクロールしていくと、「ギボウシの食用について」の欄にオオバギボウシと併せて交配種についての記載もありました。

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うちに昨年お迎えしたギボウシがどんな品種かわかりませんが、とりあえず美味しいかどうかは、自分で確かめてみるほかはなさそうです。

気を付けたいのは、ギボウシは毒草のバイケイソウ、コバイケイソウと若芽の頃の見分けが難しいということです。
庭で明らかにギボウシとわかる場合を除いては、野山で初心者が採取するのは避けた方が良さそうです。
見分け方は以下のサイトでご確認くださいね。

追記:
うちの斑入りにギボウシを食べてみたレポートを載せました。


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