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野草食日記 63 カリカリ梅に初挑戦

1週間ちょっと前、ご近所で梅の収穫会がありました。
小梅と普通の梅をそれぞれ2キロづついただいてきたのですが、自然の梅は色んな熟し加減のものが混在しているのですね。
そこでまず、最初に取りかかったのは、梅の選別作業。
それぞれ青いもの、熟したもの、傷ついたものを分けていきます。

八百屋では同じ熟し加減のものがきちんとパック詰めにされて売っています。
これまで梅は値段が高いと思っていたのですが、傷がついていない美人さんの梅の方が圧倒的に少ないし、ひとつひとつ梅を回しながら裏表、人間の目で状態確認をしなければならない、そして同じような熟し加減のものに分ける手間もあります。
梅の金額ってきっと人件費よねと、やってみて初めてわかります。

青い梅は時間を置くと黄色く熟してしまうので、初日はカリカリ梅を仕込むことにしました。

梅の重さの10パーセントの塩、梅をカリカリに仕上げるための卵の殻 (お茶パックに入れてあります) そして梅とウォッカ少々。
アルコール度数の高い焼酎は量が多かったので梅酒を漬けるのでなければ使いきれないと思い、やはり度数の高いこちらのウォッカを買って来ました。


度数の高いお酒を使うのはきっと消毒の意味合いだと思うのです。

それら全てをジッパー付きプラスチック袋に入れて冷蔵庫へ。
毎日、上下をひっくり返しています。

黄色い小梅は、翌日カリカリしていない普通の梅干しに。
塩のパーセンテージを上げて同じように漬け込み、これも冷蔵庫へ。

黄色い傷梅は傷んだところをカットして、砂糖と一緒にジャムに、青い傷梅は酢に漬けて梅ビネガーにそれぞれ加工しました。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。