道新、再取材があったときに思ったこと。
2022年9月11日の道新、くらしのページに3回連続記事の㊥(2回目の記事)に私自身の事について取材と掲載をしていただきました。
こちらの記事を書いて下さった有田麻子さんは、小樽プライド委員会共同代表ゆっちさんよりご紹介頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
というのも、紙面での掲載に加えて10月10日あたりの電子版に再掲載されるとのことでご連絡を頂いた。
その際の電話での再取材時に思ったことがあったのでここに綴ることにした。
有田さんから「小樽プライド委員会メンバーがゲイの方が多くいらっしゃるとななさんが仰ってた事についてなのですが。」と。
そうなのです。我が小樽プライド委員会メンバー、素晴らしき面々「ゲイパラダイス状態」と紹介させてもらった。
ゆっちさん1人からのプライドが良き伝染をし、有志が集まり地道に歩んだ創始時代とも言えると思う第1回目のパレードから数年。第3回目のパレードでは約100人を動員し、大成功に終わった。
まさか小樽でプライド…これがいま私が故郷小樽へ帰ろうとしている1つの指標でもある。
そして有田さんからの取材は続く。
「ゲイの方たちと一緒に過ごすことが心地良いと感じるのはなぜですか?」という感じの質問。
時間も限られており、有田さんには細かくお伝えしきれなかったけど、これは小樽プライド委員会のメンバーに出会って、感動したことを書いておかなくてはと。
取材には、こう答えた。ヘテロ同士の人間関係には個人の好き嫌いや異性に対する恋愛感情など日常ありとあらゆる場面で見え隠れするが、そういったフィルターを通さない為、ダイレクトに個人のパーソナリティを元に心地の良い関係が築ける。
互いを知るために、どんな事に興味関心があるのか、どんな考え方を持っているのか、どんな人間性なのかを見るだけでいい。
だから本当にすっきりとした、人と人の対話が心地良く展開される。
そうして小樽プライド委員会メンバー、それぞれのパーソナリティで繋がる事が出来ている。
彼等は言葉使いや所作、とても真面目で実直。細やかな気遣いなど、こちらの背筋も自然と伸びるような素敵な人間性を持っていること。だからこそ、お互いの意見を交換し互いに理解を深め合う時間を持てること。
対話の基礎、人間性、キャラクター、それらが本当に素晴らしく、有り難い関係性を築いている。
今ある社会をより良く変革するミッションを抱えるには、十分過ぎる心強いメンバーだ。
小樽は確実に変わる。
数年後には今とはがらっと変わっているだろう。
日本において唯一無二の街として、それにはプライドを掲げる重要性が、強く有る。多くの方々に知っていただき、開眼していただきたい人権に関する重要な項目を含んでいる。
パレードとは何か、今一度意味を考えて心に問いたい。
私達の人権を、すでにある権利を主張していきたい。
社会が変われば、私達は胸を張って解散出来るだろう。
それは、まず小樽という街全体が担い手となる側面が多いにある。ぬるま湯に浸かってる場合ではないと思う。
私達ひとりひとりがこの社会を作っているのだから。
そして、取材は続き有田さんからウーミンという言葉を教えて貰った。これは広く女性という意味を持ち、トランスジェンダーやX、おそらくはヘテロ女性も含まれているのだろうと私的には感じた。
健康な女性にとっても、傷ついた女性にとってもセイフティーな居場所として、意義のあることだと思う。
しかしその在り方は、同時に他のジェンダーと関わる真の社会性はその性質から弱くなることがネックだと感じた。
社会は男も女も、その他にも多数のジェンダーが存在しているからだ。
その溝を深くしないためにも、他関係団体とゆるくでも連携を図ることが重要性を持つと思う。
純粋に、多くの方が自分の生活や人生をより良くしよう!と自ら行動していることには、大変に勇気を頂く。
嬉しい事だ。
私もまだまだやることは多く、山積み。
一石一石を確実に投じて行きたいと心に刻む。
有田さんとはこれからも引き続き、互いの理解を深めながら連携していきたい気持ち。たくさんの出会いの中で、人生を変えるようなそんな存在として互いに自分の持ち場をきっちりと。
最後になりましたが、電子版道新ぜひ機会ございましたら見て頂けましたら幸いです。
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