真夜中のひとりごと vol.13 2 七緒 らいせ 2023年3月17日 00:18 凪いだ海の真ん中浮かんでいるのはわたしの子宮そのうちクマノミの住処になって深く沈んでいくあるいは藻草に侵食されて塩を吹いて漂うまま岸辺でそれを拾った人は茹でて干して磨いて自分の心臓に取り付けた子宮の代わりに心臓が犯されるなら精液が全身を回って酸欠になって動きを止めてしまうだろうだから子宮は海の真ん中心臓はこの身の真ん中たゆたうままにみちるままに ダウンロード copy この記事が参加している募集 文学フリマ 10,506件 #日記 #詩 #現代詩 #随筆 #文学フリマ 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート