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透明で。

まずはじめに定期告知☻
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今回は、EPの1曲目「透明で。」の歌詞をフル公開です〜!!
では早速、どどん。

名称未設定-2

この曲はここから出来上がりました。
1行目。

「今週頑張れば」があと何回続いてゆくのだろう

これはもう、只々私の心の声をそのまま書いただけです。笑
この曲を書いた頃はまだまだバイトもライブもバリバリやってて、遠い大学にも通っていた頃ですね。「今週はこの課題の山場で,,,」「それ終わったら週末には稽古とバイトで,,,」「それ乗り切ったら来週のライブに向けて準備しないとな,,,」「その前にあの課題も進めておかないとやばい。」「てか、〇〇の授業なんで毎週課題あるんだよ,,,嫌だよ,,,」と、毎週毎週が山場な感じの、忙しない人生(?)を突っ走っていました。
そこで「今週頑張れば,,,って毎週思ってない?」と気付いた時にメモしたフレーズからできた曲です。この曲自体のテーマとはあまり関係ないですね。笑
でも、これくらいの忙しさの方が私は生き生きとするタイプなので、大学の春休み期間にバイトもライブもどんどん無くなっていった時には、時間が出来た為に病みました。フォレスト・ガンプ/一期一会を観て泣いて、すぐに豊平川まで走,,,歩きに行きました。笑 (トムハンクス、サイコウ。)

というわけで、「透明で。」はEPの中でいうとちょうど中間くらいの時期にできた曲です。曲の古さ順で並べると、
からっぽの駅(高校生の頃)→pearl(1年前くらい?)→透明で。と藍言葉(同時期。約半年前くらい)→サイレン・ナイト(2ヶ月くらい前)→Always With U(制作期間中)
なんですよね。

実はこの曲、一度ライブで歌ったのですがその時のタイトルは「透明」でした。なんかしっくりきてなかったので、今回リリースする直前で変えました。笑
「透明で。」うん。私はこっちの方が好き。

どれだけ走っても 終わりが見えない 迷宮迷路の中

2行目のこのフレーズを書いた時に、曲のテーマが決まりました。1行目をそのままの意味で作るとpearlとテーマが被ってしまうので。

僕は何を 君は何を 求めてるのだろう ...「分からないや」

忙しさの中での辛さ嘆く歌じゃなく、忙しさの中に居るせいで、すれ違ってしまった二人の嘆きを歌おう。」そう思ったんです。

ここから先は、「私はこういう意図で書いたよ」という部分を少しだけ紹介しますね。皆さんの自由解釈で楽しんでいただくと、自分でも気付かないような発見があったり、自分の意図を超えるような素敵な解釈をしてくださったりと、私も自分の曲を更に楽しんだり理解したり出来るので。音楽ってすごい!

一体全体 いつまで この散歩を続けようか 君に会えるまで 歩き続けようか
わざと選んだ 君との記憶がこびりついた道を
今は君の歌を聴きながら 一人で歩いてる... てる... Tell you...

私の中では、Tell youの前まで「」がつくイメージです。
もう気付かないうちにすれ違っていて、二人の関係性は修復不可能なところまで来てるんですね、まだかろうじて別れてはいないけど。本当はそんなつもりはなかった。でもどこか、出来ることならあの頃のように戻りたいと願ってしまう自分がいて。「今更君に会いたくて、君のことを想って、一人で歩いてるよ」って教えてあげる(Tell you)。というイメージです。
サビで僕の心は、と言ってるので主人公は男のイメージですが、たぶん彼は、Tell youと言っておきながらそのことは伝えないと思います。(妄想)
曲を作る時に、ここまで登場人物の性格とか関係性とか、細かい設定を考えるのがとても楽しい。

では、ここまで話してしまえば満足ですので。笑
この後の歌詞も一気に載せますね!

いつの間にか すり抜けてった 僕の心は 透明だった
もう戻れない 場所まで来てて
それでもそれでもそれでもと 縋り付く

大体のことを知り尽くしてるつもりになってても
どれだけもがいても 光が差さない ここはブラックボックス
手探りだって お互いにその空気を感じ合って
微かな温度と苦い香りの中で夢を見ていたい... たい...痛い...

あぁ...。まだ夢を見つつも現実の心の痛みが襲ってきている...。

いつの間にか 傷つけていた 僕の言葉は 過ちだった
また戻りたい 過去が出来たら
いつでもいつでもいつだって 縋り付く

忙しい 日々の中に 溶けた  僕と君を 結んでいたもの

いつの間にか すり抜けてった 僕の心は 透明だった
もう戻れない 場所まで来てて それでもそれでも、それでも
愛しくて 脆く儚い 僕らの日々は もう透明で
知らないまま 消えるなんて そんなのそんなのそんなのは 嫌だよ

いつの間にか透明になっていたのは彼の心だったのに、そのせいで二人の日々が透明になって、見えなくなっていったのに。終わり際になって「知らないまま消えるなんて嫌だよ」なんて、身勝手ですね〜。「愛しくて 脆く儚い」なんて綺麗な思い出に見えるのはもう過去のものだからなのにねぇ。
(誰目線?笑)

と、こんな感じです。「透明で。」

少し聞こえ方が変わった人もいますでしょうかね?
皆さんの解釈や妄想もぜひたくさん教えてください!

次回は藍言葉、お楽しみに。

七菜

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