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美容院より軽い産院選びでのトラウマ~初診①

初めての妊娠は、見た目は健康で順調そのものの経過でしたが、健診結果が異常がないからといって健やかかといえばまったくそうではなく。
予期せぬ身体のマイナートラブルとホルモンバランスの大波にのまれて日々辛くて、それに加えて、その気持ちを受け止めてもらえる人がいないどころか、人と生活する大変さも加わって夫婦のぶつかり合いが増える一方。一人で抱えなければいけなかったことが大きなお腹よりも重かった。

ずっと実家をでたいと望み続け、結婚という理由で叶った…はずなのに、出産するといえば親元に帰るというのが当然で疑いもしなかった未熟なわたし。あれだけ期待を裏切られて、もう傷つくのは嫌だと思ってたはずなのに、それとこれとは違うと思ったのか。いや、そこまで深い考えもなかった当時の自分が本当に未熟。

世の中の当たり前とか常識が判断基準で、それ以外に選択肢があるかとか、自分がどうしたいのか考えたこともなかった。

そんなこんなで実家の近くにある、名前だけ知ってたクリニックを受診することに決めたわけで。美容院でさえ、色々スタイリストさんをリサーチして吟味して、"近いから便利"なんて理由で選ばないのに…髪の毛以上に大事であるはずの身体預ける病院選びはなんて軽いんだ…

ここで生みたい、という確固たる意思も理由もなく、初診で訪れるきっかけになったのは、妊娠がわかってすぐ、とんでもない頭痛に襲われたから でした。


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