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夜の公園にて: ディスタンスから見つめるソーシャル

最近、夜の公園でnoteを書くのが好きだ。

緑に溢れていて、静かで、空気もいい。休日はテーマパークになってしまうこの場所も、本を持って出かければ、私だけの書斎になる。

夜の公園には外国人が多いなぁと思う。
そして思い出す。私も留学中、1人で公園に行くのが好きだった。

田舎町でアジア人が少なくて、いつも誰かに見られている気がしていた。
だから疲れた日、よく夕暮れの公園に行った。緑のリンゴを齧って、イギリス人になりきった。孤独だけど気楽だった。

夜の公園にいる人は、基本的に周りに興味がないと思う。そもそも暗くて、よく見えないし。

もともと人間は、私たちが思うほど他人に興味などないのかもしれない。
それを思い出す為に、私たちは夜の公園に行くのかもしれない。

この視界の暗さ。自分の街頭の下に留まることでしか、周りの世界を探ることができない。
通り過ぎる人が不安げに私をチラと見る。
私もすこし不安で目配せする。

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ちなみに蚊には刺され放題である。当然だ。私は投げ出された餌食なのだ。

(ここまで書いて気付く、夜の公園に外国人が多いと思ったのも、私の街灯が見せた、ひとつの錯覚かもしれない。)



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