見出し画像

団地から始まるフットボール

私はインドで現地採用をされ、働いている26歳です。
夢は発展途上国でサッカークラブを作ること。

その夢に向かって生活をはじめ、約20日間が経ちました。

10日間はホテル暮らしで、今は団地のアパートに住んでいます。
日本では破格の価格での広さですが、それなりに不便なところもあります。
ですが住始め、個人的には快適な暮らしができています。

ところで、題名でもある通り、団地から始まるフットボールへと繋がるのですが、団地にはかなりの人と子供がいます。

最初、団地で子供たちがいれば、何かできそうだなとは思っていました。ただ今できるかな?とか、今は自分の生活に必死になるだろうと考えていました。

ですが、その時は一瞬でした。
朝起きて水を買いにスーパーに行くと、帰り道に犬にボールを取られている少年がいました。彼はクリスティアーノ・ロナウドという、かの有名なサッカー選手のユニフォームを着ていて、犬からボールを返してもらおうとする姿が、どこか愛くるしく、遠目から笑ってみていました。
しばらくすると、犬も飽き、少年にボールを返しました。

このまま帰るのか?いや、それともこの少年について行ったら何か起こるんじゃないかと思い、少年について行きました。
すると、サッカーをするには、ちょうどいいグラウンドとそこでボールを蹴る少年二人がいました。

私は、それを見てしまった以上、今しかないと思い、ボール蹴ろうよといいサッカーボール1つで会話が始まりました。
決して彼らは、お世辞でも上手いとは言えませんでしたが、サッカーが好き
クリスティアーノが好きで彼のようなプレーをして、サッカーを心から楽しんでいる様子でした。

日本出身だよというと、え!!!三苫じゃん!!!となり、さらに会話は、はずみ、そこから数名の子供たちも集まり試合をすることになりました。

私はとにかく自分が楽しんで、子供たちにも楽しんでもらおうと必死でした。実際のところ子供たちはどこまで楽しんでいたかは分かりませんが、私個人的には、彼らとサッカーすることが楽しく非常に高揚感を感じました。

気づけば8時からボールを蹴り始め、10時になっていて、時間はあっというまでした。もう帰ろうかなと思ったときに子供たちから、夕方もあるから来てよと言ってもらい、嬉しく午前中は、家に戻りました。

充実感に浸って18時までの時間もあっという間でした。

18時に行くと、何人かボールを蹴っている少年もいて、またその子たちとも自然にボールを蹴り始めました。午前中に18時に来てと言っていた少年は結局19時に来たのですが笑そこからplay match!の掛け声で試合を行いました。

そこから掲載した写真につながるのですが、午前中に比べて夕方は中学生をはじめ、高校生まで、どんどん人が集まり20人近くの子供とサッカーをしていました。
少しプレーを始めると、中学生・高校生たちも負けたくない気持ちもあり、
小学生、中学生+私 VS 高校生+中学生の熾烈な紅白戦が始まりました。
久しぶりに真剣に動き、夢中でバチバチの試合で、懐かしさも感じました。

結果としては、3-2の勝利。私も2ゴールをしかなり大人げなかったですが、
勝負事には真剣であること、とにかく楽しかった。。。

試合が終わればノーサイド。みんなで記念撮影!

その次の日も朝と夕方でサッカーをしたのですが、彼らとはもう友達です。

サッカーしている少年の多くは、サッカーを学ぶ場がなくほとんどが
独学でサッカーをしているみたい。
それにしては、知識もプレースタイルも魅力が多い。

まだただの遊びの段階ではあるけど、夢に一歩近づいた週末だったなと感じます。

引き続き週末に子供たちとサッカーできたら幸せです。。。

団地から始まるフットボール。物語の新たなページです。

藤本七海人/Namito Fujimoto

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?