TOEICテストで短期間でスコアアップを目指すために、やった方がいいこと。

こんにちは、なみのリズムのアサコです。

英語講師歴15年目に突入しました。自分で言うのもなんですが、私は生徒さんの英語力を伸ばすことが得意です(^^) TOEICのスコアで言えば、元のスコアが400-500点台であれば、数カ月で200点は伸ばせる自信があります。

どうすれば、短期間でスコアを伸ばせるのか？
今日は、そのコツをお伝えしちゃいますね！

１．私自身は、200点以上のスコアアップに２年はかかった…その理由。

指導歴15年ともなると、みんなが引っかかる場所・やりがちな学習ミスがよくわかります。なので、今でこそ短期間でも実力を伸ばせる方法がわかるのですが、講師になる前は、私自身も英語学習についてはド素人でした。

20代の時に「英語を教える仕事をしよう」と思って、最初に取り掛かったのが、TOEICのスコアアップでした。TOEICで高得点持っていれば、「英語ができる人だ」と思ってもらえますからね。大学生の時に670点を取得していましたが、これでは英語を教える職に就くのには心許ないスコア。「800点には上げたい！」と思って、猛勉強を始めたんです。

その頃はいろんな情報教材がネットで流行っていたこともあって、TOEIC関連の高価な情報教材をわざわざ買ったりして、それらを使って独学で勉強していました。単語も必死に覚えたし、問題集もたくさん解いた。でも、３か月勉強しても、750点位にしかならなかったんです。その間仕事もしてなかったので勉強の時間はたくさんありました。その割には、100点も上がらなかった（苦笑）

スコアとしては一般的には高い方かもしれませんが、巷には数カ月で300点から600点とか、800点いったとか、そういう方っているんですよね。ＴＯＥＩＣは「問題に慣れるだけでも50点位勝手に点数が上がる」と言われているので、それも考慮すれば、頑張った割にかなりイマイチな点数です。今思えば、その理由は、主にＴＯＥＩＣの問題集を解くという練習しかしていなかったからだなと思います（詳しくは後述）。

２．英語を教え始めてからの方が、スコアがぐんと伸びた

「750点」という英語講師としては非常に微妙な実力でしたが、それでも幸い、英語指導の仕事を始めることができました。その後定期的にテストを受けていたんですが…

特別にＴＯＥＩＣの対策をしなくても、英語を教えるようになってから、勝手にスコアが伸びたんです。

当然の話かもしれないのですが、教えるということは、きちんと説明できないといけないですよね。問題をなんとなく解けるだけじゃダメで、つきつめて調べて、どんな質問をされても答えられないといけない。ある英文を読むのなら、その英文を100％理解してないとダメなんです。つまり、生徒さんに教えるためには、自分自身も教える内容の徹底的な予習が必要になります。

そして、高速で英文を読まなければならない場面が多々あります。生徒さんが持ってきた英文を、その場で初見で読まないといけないのですから。忙しいときは、朝早起きして、仕事の前に3時間くらい指導の予習にかけないといけないことも多くありました。

結果としては、これが英語の基礎力となり、自然とＴＯＥＩＣのスコアが上がったんです。

３．何がNGで何が効果的なのか

とはいえ、「英語を教えることで自身の英語を伸ばす」というやり方は、誰でもがやれるものではないです。しかし、同じ内容を意識して学習することは誰にでもできます。なので、どうすればいいのかについて具体的にお伝えします。

この際、「何がNGか」ということをとっかかりに説明していきます。「勉強しているのにさほど伸びない」という場合にはパターンがあり、これを伝える方がわかりやすいと思うからです。

①単語帳を使っての暗記しかしていない

「勉強してるけどできるようにならない」と言っている人のほとんどは、単語帳しか使っていません。単語の暗記は一生懸命しているので、本人は「勉強している」と思っているのですが、単語の暗記だけでは英語力は伸びません。暗記はもちろん必要なのですが、知識だけでは問題を解く即戦力にならないからです。

例えば、単語テストをして20問出すとします。全部解くのに10分もかかる人がいます。単語の意味を思い出すまでに非常に時間がかかっているからです。こういう人は、実際の成績はふるわないです。英語力を着実に身に付けている人は、２・３分で解き終わります。

TOEICの問題数は非常に多いですし、リスニングしながら聞こえた単語の意味を思い出している暇なんぞありません。聞いて瞬時に意味を理解することが必要です。覚えた単語を瞬時に理解することができるようになって初めて問題を解く力になるんです。

この状態に達するためには、英語を習慣的に聴き、習慣的に読むという作業が必要になります。数か月といった短期間でTOEICのスコアアップをするためには、以下のサイクルを毎日４，５時間は行うことが大事です。

＜スコアアップにつながる単語学習サイクル＞

単語を暗記する→英語を読む・聞く
→覚えた単語が出て来る→単語の意味を思い出す
→しばらくして単語の意味を忘れる→英語を読む・聞く
→忘れた単語が出て来る→また思い出す
→以上を何回も繰り返す
→覚えた単語の意味が瞬時にわかる・単語を忘れなくなる

この流れが非常に重要です。つまり、単語の暗記と読むこと・聞くことはセットにしなければなりません。人間、実践で使わない知識は忘れるようにできています。単語帳だけだと上のような循環が作れず、一生懸命覚えてもすぐ忘れます。英語が伸びないという人は、この読む作業・聞く作業をほぼやっていないことが多いです。

②TOEICの問題集をただ解いて満足している

上記した通り、英語を聞き・読むという作業が英語力UPには必要不可欠ですが、ただ漫然と問題を解いているだけでもダメなんです。

「この英文、内容はよくわからなかったけれど、問題を解いて、答え合わせをして正解だったからいいや。」
「不正解だったところは、解説を読んで理解できたからまあいいか。」

こんな感じで問題を解いているだけだと、英語力が伸びるにしても、時間がかかってしまいます。短時間でスコアアップを目指すには、「徹底的な学習」が大事です。

以下のことをチェックしてください。

＜リスニング＞
□聞こえなかった発音・表現の分析はしていますか？
□カタカナ英語とリアル英語の発音の違いを知っていますか？
□知らなかった会話表現を学習する努力をしていますか？
□リピート・音読練習はしていますか？
□ネイティブのスピードについていける速度で発話できますか？

＜リーディング＞
□英文を100％理解する作業はしていますか？
□前置詞の意味合いや熟語まできっちり調べていますか？
□文法・構文を理解し、覚える作業はしていますか？
□読んでいて知らない単語が出てきたら、その都度覚えるようにしていますか？
□自分がどれだけの速度で英文を読めるのか、実力を知っていますか？速読練習は行っていますか？

最初に、「英語を教えることでスコアが勝手にUPした」と言いましたが、英語を教えることで、上記の作業をほぼ強制的に行わなければならなくなったので、英語力が伸びたんですね。フルで英語の仕事をするようになるまでに２年くらいかかったので、大幅なスコアアップには2年くらいかかってしまったのですが。

最近は正式な受験をしていないので10年程前のデータですが、945点まで行きました。英検2級に落ちた生徒さんを、その直後の2か月半でTOEC750点までに向上させることもできました＾＾

ごく最近では、TOEIC400点代の中学英語もあやしかった生徒さんを、2カ月弱の指導で650点にまでUPさせました！（もちろん、本人が猛勉強したので、本人の成果です）

私の指導では、英文を100％理解してもらうため、精読を積極的に行っています。具体的には、スラッシュ・リーディングによる逐次訳を行うことで、自分の英文の読み方のクセ、誤読するパターン、弱点等を知ってもらい、数十回かけて修正を行っていきます。真面目に取り組む人なら、ほぼ100％リーディング能力が大幅に上がります。

リスニングはリーディングと比べてスコアの高い人が多いですが、リスニングスコアの向上は、リーディングの能力も大幅に関係しています。リスニングが伸び悩んでいる人は、リーディング能力が上がればリスニングも勝手に上がりますよ。

リスニングも同様。聞こえなかった所は徹底的に発音解説しますし、しっかりと音読練習・リピート練習を行うことで、英語を音から吸収してもらいます。単に問題を解くだけでなく、先々で英会話にも使えるような形での学習を支援します。

人数に限りがあり、空きが少ないので積極的には宣伝は行っていませんが、i以下の有料記事を購入していただけると連絡先がわかるようになっていますので、関心のある人はお問い合わせくださいませ(^^)

映画の英語がなかなか聞き取れない理由とその対処法！｜なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく！ (note.com)

リスニングを教える英語の先生もたぶん知らない!? 英語の音の盲点とは。｜なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく！ (note.com)

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ちなみに演習には、公式問題集がオススメです。公式問題集が本番の問題に一番近いですし、リスニングの音声吹き込みしている人も同じ人なので、慣れるには一番です。

健闘をお祈りしております＾＾