見出し画像

映画の英語がなかなか聞き取れない理由とその対処法!

こんにちは、なみのリズムのアサコです。

以前はリスニングが大の苦手で、「自分の耳はおかしいのでは?」と思っていたほどの英語講師です^^;ですが、英語の音の法則を発見してから、あれよあれよという間にリスニング力が向上!

そこで、同じような思いをしている人の役に立ちたいと、特にリスニングを学校で全く勉強しなかった世代のために、他ではなかなか教えてくれない情報を発信しています。

今日は、映画の英語がなかなか聞き取れない理由とその対処法についてお伝えします。

教材英語であれば、はっきりゆっくり発音してくれているからある程度わかるけれど、映画になると英語が全く別物のように聞こえてしまいますよね。

英会話の勉強法として、「映画のセリフをディクテーションしろ!」というものもありますが、「そもそも何言ってるかわかんないよー!」と挫折してしまう人も多いのではないでしょうか(私がそうだった)。

この記事を読めば、どうして映画の英語が聞き取れないのか、どうすれば聞き取れるようになるのかがわかります。今回の記事では、特に音声面の聞き取りに焦点を当てて解説していきます。

1. そもそもの大前提。会話は「楽に」話すもの。

最初にそもそもの大前提をお伝えします。

友達と会話するとき、アナウンサーのような話し方をする人っているでしょうか?

いませんよね。人前でスピーチをするような時だったら丁寧な話し方をしますが、友達と話すときは「テキトー」に「楽」なやり方でおしゃべりをします。もちろん、英語でも同じです。

例えば、「食べられる」とは言わず、「食べれる」って「ら」を抜いたり。
「こんにちは」と言わず「ちわー」と言ったり。

要は、口をちゃんと動かすのが面倒くさいので、音を抜いたり、出だしの言葉を省略したりして、なるべく楽に発声しようとしているわけです。「楽をしたい」というのは人種関係なく、人類普遍の性でしょう。英語でも全く同じような現象が起きています(こういう発音は「省エネ発音」と呼ばれたりします)。

英語でも、出だしの音が省略されたり、音が抜けたり。また、音と音のつながりの関係で、思ってもみないような形で発音が変化したりしているんです。英検のようなリスニングテストでもちょっとした発音変化はあるんですが、内容の聞き取りに苦労するほどの変化はありません。でも、映画やドラマの英語ではその変化が激しいんです。

文字で単語を見ればなんてことないやさしいフレーズなのに、音が少し変わっただけでわからなくなってしまうのは、カタカナ英語に慣れきってしまっているのも原因です。

2.発音変化の解説書が少ない現状

ネイティブは感覚的に自然と楽な発話をしているわけですが、問題は、私たちには感覚的にはわからないということです。そして、更なる障害は、そこまでの発音変化をきちんと解説している教材って、私の知る限りほとんど市場に存在しないということなんです。

実際、あるにはあったりするんですが、廃刊になってしまっているものもあります。おそらく上級者向けになるので、需要が少なくなるからなのでしょう。優れた教材であっても、購買層が少なすぎて利益にならないんだと思います。

(実際、一番需要があるのは、高校卒業程度の英検2級くらいの実力の層の人に向けた教材です。これくらいのレベルの教材はいくらでもあるのですが…)。

とにかく、上級のリスニングになると、解説書がない。上級リスニングを扱った本は割とあるんですが、発音解説をしてある本は少ないんです。なので、上級のリスニングに挑戦してみたはいいけれど、結局発音変化についていけず、挫折する。何回聴いてもわからない。英文スクリプトを見ても、音声を聞いた時に、音声とスクリプトの英文が結びつかない。

「どうやっても、これ○○に聞こえないんですけど!!わけわからん!!!!」というのが、かつての私の状況でもありました。

でも、今ならわかるんです。今だって、一発で聞き取れない音は結構ありますよ^^;その意味で、常に勉強中です。でも、なぜ聞き取れなかったのかが、今ならちゃんと理解できて、その上できちんと復習できるから、どんどん上達できるんです。

思ってもみない発音変化がたくさんあるし、知らないことってたくさんあります。発音の解説書に書いてないことが、たくさんあるんです。そんな状況に対処していけるようになるために、方法をお伝えしますね。

以下、有料記事になります。関心ある方はぜひ読んでください!!!

(こちらの記事を購入してくれた方には、旧サイトで販売していたPDF「英語学習ガイドブック」(全98ページ)を特典としてプレゼントします)

ここから先は

7,637字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?