2023年4月末

2023年度が始まり1ヶ月が経過した。
誕生日を迎え37歳となった。
1年1年に前進する歩幅が年々広くなっている感覚がある。

4月は「マネージャー業務が楽しい」という感情を持つ機会が増えた。
・事業部からの承認
・グループメンバーからの承認
・他場所からの承認
・自走可能メンバー加入による検討加速

”承認”という表現に行き着いたのは、このNoteを書きながらのことである。
「あ、楽に感じられると思えるようになったのは、マネージャーとして周囲から承認される機会を得たからなのだ。お手並み拝見の時期が終了し、他人の評価を恐れたり気負いすぎることがなくなったからだ。」
その気づきが、これから自分がとるべき行動を明確にしてくれた。

この年度の変わり目で、会社としては組織体制含めていろんなことが変わった。現場のマネージャーはシステム変更で生じる歪みに対応することが求められる。

マネージャーとして”承認”された認識のもとで、「決めることを決める」その気持ちで数多のことを決定してきた。何が正解というものはなく、もしかしたら最適ではないかもしれない判断もあるが、私が決めなければ業務が回らなくなること案件が生じたりメンバーが困ることになる。

なので、「私の権限で決める」ということを実践した。

昨年7月にマネージャーになってもしばらくは、上層部が承認しやすいストーリーを描き実行に移す役割を重視していたが、決断する立場に意識して変化しようとしている自分に気がついた。

目標設定には引き続き深く寄り添うが、そのあとのストーリー(達成手段)は担当者に任せることができる体制を構築している。


体制構築には各要所の役割を任せられる人材の存在が必要不可欠であるが、この人材がこの数カ月で急速に集まりつつある。予算の承認と人の確保はタイムラグがあり、人はボタン一つですぐには獲得できるものではない。公募での異動が決まっても、その人の背後にはテーマがあり家族もある。自分自身が岡山から福岡の地に異動してきたときもそうだったが、周囲への影響を最小限にするにはそれこそ年単位の下準備が必要になる。
昨年度はこのタイムラグを待つ側として経験した。テーマの手を広げたのに、人がまだ来ないのでギリギリのところで回す。そんな綱渡りを展開して自分自身にも負荷もかけた。その耐える期間がようやく終了した。

このポジティブな現象は、昨年度仕掛けた別のテーマの運も引き寄せる。
プラクティススクールという名目の産学連携プログラムで、大学院生をインターンシップ生として職場に招き、1ヶ月半の課題研修を実践してもらうことが決まった。なんとその数が院生4名と教授2名。1つの研究グループに相当する人的リソースが、私の担当する事業とそのRDを推進するために投入されることになった。4月はその具体的な取り進めについて教授陣と複数回のディスカッションを開催した。その中で、自グループの保有機器だけでは学生達が出しうるアウトプットを適切に評価できないことが明確になったため、自社の中央研究所にフォローを求めることになった。そこからも3名の実務部隊の確保が決定した。

10名弱の実働部隊が期間限定とはいえ自身のRDテーマポートフォリオ推進に寄与する形で加わる。この2023年度のアウトプットは一体どこまでインパクトが大きくなるだろうか??

仕掛けて掴み取ったチャンスを無駄にはしない。

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