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草間彌生♾INFINITY

自分の感覚を信じ切るということは、
とても難しい。

ウレシイやカナシイ、モヤモヤを
キャンバスに思いのまま書いたものは
紛れもなく自分の感覚からうまれたアートだと思う。
それを「素晴らしいね!芸術だね!」と褒めてくれる人はいるだろうか。もしくは自分で、「これを世の中に広めたい。」と思えるだろうか。

自分の感覚から生まれたものを褒めてくれる人がいたなら、それは幸せなことである。
草間さんは、褒めてくれるひとがいたどころか、
"女性"や"アジア人"という差別や偏見の中で、自分から生まれるものを信じた。
「広めたい。伝えたい。」という強い意志を持って。

今、草間さんは『天才芸術家』と呼ばれるまでに世界に名と作品を広めている。
草間さんの強い意志は、理解する人・応援する人を確実に増やしていった。

むかしに比べ、表現は自由になった。そして、表現する場所や方法も増えている。それと同時に評価をする人も増えている。それゆえに、自分を表現することの難しさを感じる。
"理解してもらう"ということも難しいのである。

『草間彌生♾INFINITY』を鑑賞し、文字や写真、踊りや絵。自分の感覚から生まれたものを大切にすること。伝えたいという"自分の"意思を強く持つことの大切さを感じた。


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