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生命保険会社の従業員の個人情報って…

先日、とある場所でヘッダーのような自己紹介の紙をもらった。
「お疲れ様です!よかったらこの紙もらってください!」
と、満面の笑みで綺麗なお姉さんが私にぐいっ、とA4サイズの紙を突き出してきたのだ。

私は、ギリギリ「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代だ。
中学時代は(私の場合)アメーバピグに延々潜り込み、高校時代はTwitterにへばりつくいわゆるツイ廃になった。
ピグにはピグ友、Twitterにはライブ友達、現実にはリア友…といった風にコミュニティの使い分けをしていたものだ。

そして今、世は大SNS時代。当時よりインターネットに繋がる層が拡大し、現実とネットの境目が曖昧になった。

この時代に求められているのは、いかにしてデジタルタトゥーを残さないようにするかという能力だ。
ネットリテラシーを高める、ということにも通ずる。

さて、最初の自己紹介の紙に戻ろう。
この紙を見て、私は即座にネットリテラシーという単語が頭に浮かんだ。
ネットリテラシーとは、インターネットを安全に使うための知識・能力のことだ。
インターネットを安全に使用するために、例えば自分の本名を軽々しく晒さない、であったり、自分の行動圏がわかるような情報を載せないなど、内容は多岐に亘る。

このネットリテラシーの概念と、私がもらった自己紹介の紙を照らし合わせると、ツッコミどころが多すぎるのだ。
まず顔!晒すな!
本名!載せるな!
バイト先!隠せ!
今時、大手コンビニエンスストアでも本名は隠すのに、保険会社は本名はおろか、個人情報大公開時代を貫いている。

私はこれ以前にも、過去に数回このような自己紹介の紙をもらったことがあるのだが、中には住んでいる地域がなんとなくわかるようなものまであり、私が質の悪い人間であればあなたの家の周辺まで行けますけど…と喉まで出かかったものだ。

生命保険会社のセールス?の方々は、これ以外に顧客を獲得する術はないのだろうか?
この業界に詳しくないので、どうしてこんなことを続けているのか本気で知りたい。素直に疑問だ。
誰か、詳しい方がいたら教えてください。

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