本のご紹介/ GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
こんばんは、日常生活において念のためティッシュを意識的に節約するようになり、お化粧の際や食事中に常日頃ガバガバとティッシュを使っていたんだなと実感中の自由なキャリア研究家namiです。
こういう時、日頃の習慣を見直すきっかけになりますね。
本日は、私のお気に入りの本の紹介をしたいと思います。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
Adam Grant 著
***上記リンクより引用***
「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則に思える。しかしこれからの時代、その“常識”が果たして通用するのかどうか―著者の問題提起が、アメリカで大論議を巻き起こしている。人間の3つのタイプである、ギバー(人に惜しみなく与える人)、テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)、マッチャー(損得のバランスを考える人)。このそれぞれの特徴と可能性を分析したするどい視点。世界No.1ビジネス・スクール「ペンシルベニア大学ウォートン校」史上最年少終身教授、待望のデビュー作!!
***引用終わり***
「ギブ&テイク」という言葉は、聞き馴染みがあるかと思います。
どこで誰が言っていたのかを覚えていないのだけど、確かに”この世の中を形成する当たりまえの原理原則”だったのかなと。
ただ、社会的、文化的進化に伴って、その”常識”は”非常識”にシフトすると私は思っています。
そのヒントがこの本にありました。
こういうことってありませんか?
会社の先輩や上司にお世話になったりした際のその方のセリフ
「私に恩返しはいらないけど、君が将来部下や後輩を持ったら、彼らにも同じようにしてあげてね」
これって、本心でそう思っているかどうかは、言葉面だけではまだ分からないんですが、
この本で言う『ギバー』は、心からそう思っていて、社会的に成功されている方が多い。
一方で、本心で言っていなくて、『テイカー』や『マッチャー』だった場合、例えばその部下や後輩が退職した際に、「私がよくしてあげたのに辞めるなんて、恩知らずだ」とか言っちゃうんですよね。そして、会社でも頭打ちして、リストラ対象みたいな、、、。
なぜ、私がこの事例を出すかというと、私は一時期エグゼクティブの方向けの転職支援をしていたので、たくさんの経営者や部長クラス以上の方にお会いしてきまして、打ち合わせや面談をしている際にその方々の言葉遣いで、見事に「ギバー」、「テイカー」、「マッチャー」かの見分けがついたのです。そして、それは年収や社会的地位に如実に反映されていました。。。
ちょうどその頃にこの本を読んだので、理論と現場が綱がって、面白ーーーーい!って感動したことを覚えています。
働き方が多様化して、就職した会社に定年まで勤めるということもなくなり、若き経営者、起業家が活躍し、フリーランスや副業など、個の力で勝負できる環境も広がってきました。
リストラも今後どんどん進み、会社にいた年数だけ偉くなれるということもない。
この状況下で、「ギブ&テイク」の精神では淘汰される。
「テイカー」や「マッチャー」が、急に明日から「ギバー」になるということは考えづらい。
これは、成長の過程で変わっていくもの。年齢とは関係のない成長のプロセス。
「ギバー」なのか、もしくは「テイカー」か「マッチャー」なのかで、キャリアにおいてこれまで以上に格差が広がっていきます。
というわけで、私はキャリアや転職に絡めてこの本をご紹介しましたが、ぜひこの理論を知りたい方は、本を読んでみてくださいね。
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