家族ってなに?vol.9 〜修羅場の七五三〜
今回はちょっとHSPのことについて書きます。
超HSP気質の私の幼少期の伝説をご紹介します。
七五三でスタジオ〇〇○に写真撮影をしに来たときの事です。
姉と母と写真だけとりに来ました。(もちろん父は仕事なので来るはずもなく)
着物からドレスまで綺麗な衣装が部屋いっぱいに広がり、心ワクワクする瞬間でときめいていました。
母と相談しながら、なんとなーくドレスと和服の2着を選びました。
姉も決まり、メイクルームへと行きヘアとメイクをすることになりました。
それまででメイクとかに興味も関心もなく、母もメイクをするのは式典だけというタイプだったのでメイクに対して免疫は0
だから、ワクワクよりも恐怖
「私はこれから何をされるの?」
と思いながら氷のように固まってメイクをさせられました。
母は別室で待っていたので、メイクルームには私と姉、スタイリストさん達の空間。
知らない人に囲まれ、「かわいい」とかお世辞を言われ、もう恐怖と不安でいっぱいで何度も姉に目で訴えかけていました。
でも、姉は平然とメイクされ私の訴えは届かないままメイクは終盤に近づいていきました。
それと共に私の恐怖と不安は最高潮に達していきました。
ヘアも終わり、着替えも終わり、あとは撮影の前に口紅を塗って完成というところで私の恐怖、不安は爆発しました。
ぎゃん泣き、ぎゃん泣きの撮影拒否。
大の大人3人集まってもぎゃん泣きの拒否。
カメラの前につれて来られさらにぎゃん泣き。おもちゃでも泣き止まず。
千歳飴で一瞬心揺らいだが拒否。
泣いている理由も言わずぎゃん泣きでメイクも全て崩れ大人も全員お手上げ。それを姉はただひたすら眺めるというカオスな状況。
なぜ泣いているのかひたすら理由を聞かたが理由をいろんな感情と考えが入り混じって言語化するのも難しくパニクってる私。
その私に対してなぜ泣いているのか聞いてさっさと仕事を終わらせたい大人達。
いろんなプレッシャーに囲まれながら、私は泣いて泣いて泣きまくって、頭をフル回転して出した答え。。。。。
「口紅が嫌だ」
大人は唖然。呆れ。意味不。
私は、本当の答えは色々あるけど誰も傷つけない方法を頭をフル回転して出した答え。
でもそんなことを知らない大人達は「口紅取ればいい?」
本当の理由を言えない、わかってもらえない悲しさでさらにぎゃん泣き。
結局、撮影は姉のみで決行。
私は速攻メイクを落とし、着替え、わがまま言って千歳飴だけもらって姉の撮影が終わるのを待つことに。
泣き止んだ後も、「なぜ泣いたのか」聞かれたが頑なに「口紅が嫌だった」と答えた。
本当は色々理由があったけど。
大人の手を煩わせまくった七五三の撮影は撮り直しすることもなく終わった。
因みにぎゃん泣きするまでやらなかった理由は。。。。
*口紅が嫌だった(真っ赤すぎて)
*自分のメイクされた顔が気に入らなかった(完璧ではなかった。おかめ納豆みたいな顔で気持ち悪かった)
*知らない人に囲まれて撮影されるのが嫌だった
*写真が嫌だった
*こんな事を理由に嫌と言ったら馬鹿にされると思った
*子供だからお菓子でつれば良いと思われたくなかった
これらの理由を言うのは流石に失礼と考えすぎた超HSPの幼少期の伝説です。
今だになんで撮らなかったのかと理由を聞かれたら「口紅が嫌で拒否した」と説明しております。
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