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【読書感想】『銀河ヒッチハイク・ガイド』 ダグラス・アダムス

作者の視点が斬新。頭が良すぎるのか、ただの皮肉屋か… どっちもなのかな…

ブラックユーモアとか、風刺が多くて楽しい!
物語の先を全く予想できない。翻弄されるまま読み進めてる…

イギリスジョーク(あまり理解出来てないが)を
たくさん盛り込んでいるのでつい笑ってしまう。
ジョークが効きすぎてなに言ってるかわからないとこもあるけど。

ストーリーはある!驚いたことに。
行き当たりばったりな気も…(する)


表現が良い!「脳みそにイニシャルを焼き付ける」とか発想がやばい。わかるし伝わるけど!変だなっていう表現が多くて楽しい。しかもむちゃくちゃな内容なんだよな〜


好きな「伝わるけど変な表現」たち↓


「この酒を一杯飲むのは、スライスレモンに包んだ大きな黄金のレンガで脳天をかち割られるようなものだという。」

黄金のレンガ良いな〜ひんやり、パンチ、重量感、キーン、なめらか、煌めいてる、、

「だれかがオオカミの群れと闘いながらうがいをしているように聞こえた。」

ウォゴン人の声のこと。なんかもう、聞こえる。

「マーヴィンの胸の奥深くでギヤがきしんだ。」

卑屈なロボットマーヴィンの描写。いいな〜

「納骨堂のように生気がなく、冷え冷えとしている。」

とある惑星の描写。納骨堂のチョイスがよい。



カオスに溺れたい人におすすめ。
安原和見さんの訳も、読みやすかった。
アホらしくて読む気にならないときもあったけど現実世界の見方が少し変わった良いSFだった。

ていうか、シリーズ物だったんか!?確かにこれどう終わるん?と思ってたけど!続きも読むぞ。


映画も観てみたいな〜

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