別々の場所でSOSは受信できるのか？反応した4名の動きとは。【336目】

何故かふと・・・
会社の2階に住む84歳おばぁが
気になった昨夜。

先週の木曜に会った時、
身体が痛いし、
ご飯も食べていないと
衰弱気味でした。

いつもの
あれもこれも貰いなさい！
食べなさい！といった
やりとりもなく・・・

とにかく元気が無かった。

心配で今朝に電話を
してみるも出ない。。

思わず東京にいる娘さんに
ショートメールで連絡。

娘さんも最後の連絡は
先週の木曜日だという。

心配なので来週には
来島の予定をしていると。

私はとりあえず、
1時間ほどの用事を
済ませておばぁの部屋に
行くことにしました。

同時に妙な覚悟も。。

用事を済ませ、
車で会社に向かう際、
後方にサイレンを鳴らした
猛スピードの救急車が迫る。

車を左に寄せて
救急車を先に行かせる。

何故だかおばぁの所に
向かっている感じがしました。

会社へ到着する最後の
曲がり角を曲がると・・・

会社正面に救急車が
止まっているではないか。。
予感的中である。

とてつもない胸騒ぎ。

2階へと続く階段を
急ぐ隊員たち。

週に1度ほど顔を見せる
おばぁの姉か妹かも一緒だ。

布ような物に
ハンモック状態で包まれ
隊員と共に部屋から出てきたおばぁ。

元気の無い表情だが、
スローな手足の動きが見え
無事だった事に一安心。

おばぁの姉妹が言うには、
先週に1度、また、昨日も来て
様子がおかしいので
今朝も見に来たとのこと。

あまりに弱っているので
救急車を呼んだと。

ひとまず病院へと
向かったおばぁ。

私は会社へ行き、
社員に今朝の状況を伝える。

すると、彼もおばぁ宅の
玄関が開いたまま留守に
しているので、
とても心配したようだ。

なんと、

彼は同じく先週に
元気の無いおばぁを心配して
それから出社前には必ず
様子を伺っていたようです。

お遣いを頼まれれば
買って届けたり。

なんて優しい人だろうか。

それにしても、
先週からおばぁの異変に気付き、
今朝の声無きSOSに対し、
私を含む4人が反応している。

不思議としか言いよう
ありません。

4人の共通認識と言えば、
絶対に人の世話になりたくない
おばぁの性格。

病院に入院する時は、
恐らく最後の時だろうと
思っていました。

すると・・・

夕方に1台の車が
会社前に止まる。

後部座席にはおばぁが！

なんと！戻ってきたのか！

喋る気力が無いのか、
声をかけても無言のまま
私に支えられ自宅へ。

気も心も振り回された
感じはしますが、

たとえどんなに忙しくても
心配りは忘れるなと
おばぁに教えられた気がします。

忙しいは心を亡くすですからね。

字同じくして、
心を亡くし忘れる事もないよう、
しばらくはおばぁを気にかけて
いようと思います。

ありがとうございました。