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違いのわかる男になれない男

何をやっても中途半端。

それはなぜか。

才能が平凡だから?
それは全く否めない。
でもそれ以上に、努力が足りないのだろう。

自分では努力しているつもりだが、
結局その程度は努力でも何でもないということだ。

本気で時間を費やしているか?
投資を惜しんでいないか?
生半可な覚悟ではないか?

そんな事を言われても、
自信を持って回答できた試しがない。

つまり、そういう事である。

楽器をしても平凡。
ある程度は弾けるようになったが、
本当に上手い演奏が何かはわからなかった。

コーヒーのテイスティングも平凡。
自分で焙煎してみたり、色々な豆を買って試したが、
ブラインドテストされてもきっと違いはわからない。

アートな感性も平凡。
最近はカメラに熱が入っているが、
いい写真というのがわからない。
ま、これに関してはまだまだ経験が浅いのだけれども。

たいていの事はある程度できるようになるのだが、
ある程度止まりである。
そこから先に行くための熱量が足りないのだろう。

お試しコースはやってみるけど、
そこから実際の本コースには進まない。
言うならばそんなイメージだろうか。

何か一つの事を極めるって根気がいる。
忍耐力のない自分には高い壁である。
辛い事はしたくない質である。

しかし、上に挙げたものは、
打ち込んでいる時は楽しく取り組んでいる。
高みを目指したいとも思っている。

でも、結局のところ自分が頑張ったところで…
と負け腰になってしまっているのだろう。
その気持ちの弱さが平凡止まりの理由だ。

才能はあるに越した事はないが、
ガッチガチの高みを目指さない限り、
才能なんて努力で補えるはずなのに。

いつまで経っても自分は違いのわかる男にはなれない。

それはそれでもいいじゃない。
違いのわかる男になれない男がある意味自分らしいよ。

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