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元々ミニマリストみたいなもん

ミニマリストになる。

決してこれは自分の決意でも台詞でもない。
妻の意向である。
どうやら妻はミニマリストに憧れているようだ。

と言っても、今回が初めてではない。
ここ1年間で何回かその台詞を聞いている。
数ヶ月ぶりn回目である。
つまり、なかなかミニマリストになり切れないのだ。

洋服、バッグ、靴が好きな妻は、
まあまあの数をクローゼットと靴箱に蓄えている。

先日それらを再び整理していた。

これはお気に入りなんだよなぁ。
手放すのが惜しい。
こっちに越してきてからは履く機会がなかったから。

そんな事をぼやいては、手放す選択を迫られていた。
もちろん誰だってお気に入りを手放すのは簡単ではない。
でもそんな中で必要最小限に絞るのが今のミッションよ。

あなたには向かない生き方だよ、
そんな風に思いながら妻の衣装の整理を見ていた。

そんな自分はというと、
特に手放すようなものはそんなになかった。
元々洋服に執着していないから数もないし、
数ヶ月ぶりn回目の妻の洋服整理の度に自分も整理しているからだ。

でも自分はミニマリストだとか、
ミニマリストになりたいとか思ってはいない。
べつにミニマリストを良く思ってないとかじゃない。
単にその必要性を感じていないだけである。

好きなものは買えばいいし、
自分にだって無駄な買い物の心当たりはある。

ただ、好きなものがそんなに多くないっていうのと、
物への執着心が薄さから、
買ってもいらないものは躊躇なく手放す。
だからそんなに物がないのだろう。

ミニマリストになりたい妻。
それを傍観する元々ミニマリストみたいな夫。

そんな設定のドラマとか漫画とかありそう。


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