2018年8月12日発行の同人誌『新版 ヴィイ調査ノート ―ウクライナ・ロシア妖怪虚実景』(第2版)の目次です。 なお、『新版 ヴィイ調査ノート』についての概要・通販等はこちらからご確認ください。 https://anachrism.hatenadiary.com/entry/2099/12/31/000000 新版 ヴィイ調査ノート ウクライナ・ロシア妖怪虚実景 目次 0 はじめに 0-0 この本について …………… 3 0-1 ヴィイについて …………… 3 0
2018年8月12日発行の同人誌『新版 ヴィイ調査ノート ―ウクライナ・ロシア妖怪虚実景』(第2版)の一部を無償公開用として抜粋したものです。細かい体裁などは無調整です、悪しからずご了承ください。 前回はこちら 本記事序盤に出てくる0‐2などはこちらをご参照ください。 なお、『新版 ヴィイ調査ノート』についての概要・通販等はこちらからご確認ください。 https://anachrism.hatenadiary.com/entry/2099/12/31/000000 I
2018年8月12日発行の同人誌『新版 ヴィイ調査ノート ―ウクライナ・ロシア妖怪虚実景』(第2版)の一部を無償公開用として抜粋したものです。 細かい体裁などは無調整です、悪しからずご了承ください。 なお、『新版 ヴィイ調査ノート』についての概要・通販等はこちらからご確認ください。 https://anachrism.hatenadiary.com/entry/2099/12/31/000000 0 はじめに0‐0 この本について ヴィイという魔物について、調べたことを記
麻野嘉史『新版 ヴィイ調査ノート』(祭竒洞、2018・第2版)の補遺(2018年8月12日発行)を下記の通り公開します。紙媒体にあった図版は省略しております。 なお、『新版 ヴィイ調査ノート』についての概要・通販等はこちらからご確認ください。 https://anachrism.hatenadiary.com/entry/2099/12/31/000000 I ◎イギリス・ウェールズ地方の散文物語集「マビノギオン」は、詩人による口承の物語を本にまとめたものであると考えられ
アブラーム・ルゴジュはキシュダエルド村に暮らす平凡な農民であったが、年老いてから死の恐怖に取りつかれ、最後の審判の後に訪れる主の救いではなくもっと手近な永遠を望んだ。すなわち神に背き、百二十年も生きていると村人から信じられている村外れの魔法使いに密かに弟子入りしたのだ。 弟子入りしてからほどなくアブラームは死んでしまったが、背信への神罰は覿面であった。彼は死後、夜な夜な墓から起き上がっては巷を彷徨して生者を襲う「生ける屍」(ストリゴイ)となったのである。誰からともなくそう
冷蔵庫を開けると、目が合った。 注がれる慈愛の眼差しには今更動じない。 冷蔵庫を半分以上占拠しながらこちらを見据える薄桃色の肉の塊に包丁を当てがい、葉書ほどの大きさを切り取ると、そのままフライパンに置いて軽く焼く。フライパンから皿に移すと、塩も振らずにフォークを突き立て口に運んだ。 噛み切れる程度の柔らかさ、しっかり脂が乗り、ほんのりとしおからい。少し癖があるが、それがまたあとを引くうまさだ。特上の肉なんて食ったことはないが、何年も前の半額セールで奮発して買ったスーパ
iOS・Android用ゲーム『Fate/Grand Order』に登場するヴィイに関する情報を整理し、麻野嘉史『新版 ヴィイ調査ノート』(祭竒洞、2018・第2版)の情報と紐づけた『新版 ヴィイ調査ノート FGO異聞』(2018年8月12日発行)を下記の通り公開します。 ※ 紙媒体にあった表紙挿画は省略しております。また、紙媒体時は奥付を除き縦書き表記であったことから、横書き表記で見づらい部分がありますが基本的には修正を行っておりません、悪しからずご了承ください。 ※
「プレゼントをあげよう」 はるか昔、私がまだセーラー服を着ていたころ。いつものように家にも戻らず夜遊びをしていたある日、たまたま歩いていた人気の少ない道で、後ろからそう声をかけられた。振り返るとそこには、脂ぎった中年の男性が立っていた。低い身長、禿げ上がった頭、締まりのない口、てらてらと汚らしく光る肌、だらしなく垂れ下がった腹に、毛深い手。私が、いや、私だけでなく若い女性の多くがイメージするであろう「キモイおっさん」を体現したかのような姿であった。ちょうど満月の晩で、ロマン