唯一無二のライターになりたい
WORDS竹村俊助さんの著書「書くのがしんどい」に度肝を抜かれ、「人の魅力を最大限引きだすライターになりたい」と思ったあの時から、2年が経った。
竹村さん。
もはや、崇拝しすぎているので何から書いたらいいのかわからないのだけれども、その圧倒的すぎる言語化力と言葉やアイディアの引き出しに、私は日々、刺激を受けまくっている。
竹村さんに憧れて、竹村さんになりたくて、私は今日も書いている。
そんな私が、ついに動いて喋る竹村さんを見ることができた…!!!のである!!
実は先日、新R25の「企業トピ」で主催している「企業を加速させる、ターニングコンテンツ」というセミナーに参加した。そのとき私が感じたことを、感じたままに残しておきたい。
コンテンツって、なんだ?
竹村さんはものの冒頭5分で、名言を連発。
『情報とコンテンツの違いは、感情が動くかどうか。』
そして、
『行動に移らなかったら、ただの情報』
ぎくり、とした。
この時代には、情報があまりにも多すぎる。
竹村さんは、そもそも「読まれる前提」で書くこと自体、疑問視した方がいいというようなお話をされていたが、本当にそうだと思う。
どんなに真剣に書いたコンテンツも読まれなければ意味がない。
だけど、頑張って書いたから読んでほしい!宣伝を見ていいねしてほしい!って思ってしまうのである…これが。うう。
そんなエゴのもと、私は今日も、大量の「情報」を生み出してしまっているのかもしれない...(個人的には「コンテンツ」として出せているものもあるとは思うけれど...自信はない。)
とはいえ、読み物が「情報」か「コンテンツ」かどうか決めるのはきっと、他でもない「読み手」なのだろう、と思った。
企業の発信で大切な「良いコンテンツ」について
竹村さんは以前、識学の安藤さんの顧問契約者をやっていた(安藤さんの本「リーダーの仮面」「数値化の鬼」最高に面白い!!!おすすめです!!!)そうで。
もともと、識学には「軍隊っぽい」「怪しい?」などと言われていた時代があったようなのだが、竹村さんサポートのもと、安藤さんによる発信を続けた結果、今のように悩める管理者や経営者にクリティカルヒットするように「変化していった」のだというのだ。
こんなふうに、周囲からの捉え方が「変わる」瞬間がある。
そんな変化こそが、良いコンテンツと言える証なのだとか。
これは...
トッテモ深い...。
そもそも、竹村さんが顧問契約者として経営者と関わる中では、竹村さん自身は「企業の発信をどうにかしたい」と思っているわけではなく、「この人は、世間の困っている人の問題をどうやって解決するのだろう」と思っているようであり。
「人間的な魅力を引き出したい」という竹村さんの圧倒的好奇心が、数々のコンテンツを生み出しまくっているんだなと思うと、ますます憧れが強まった。
認知の壁を越えてゆけ!?
企業の発信の中でも「社長の発信の重要性」についての話はまだ続く。
そもそも、会社の認知度がない状態で宣伝したり、採用の話をいきなりしても仕方がないのだという。
まず、社長がどんな人なのか、どんな考えを持っているのかを知ってもらう。
そして、それが伝わって初めて、ようやく企業の言いたいこと、ビジョンをいう。
この流れこそが、『企業のいいたいことがいちばん伝わる絶対法則』なのだと。
これはたまげた…。
当たり前のことなのに、全然考えていなかったからー。
「伝えたいこと」があったとしても認知の壁を越えないと、聞いてさえもらえない。
面白いストーリーを語って、人に興味を持ってもらって、はじめて次のステップに行ける。
でも自分に置き換えて考えてみれば「そりゃあ、そうだよな」と思う。
婚活も、就活も、全部そうかもしれない。
「私、29歳です!今婚活中です!!出身大学は〜〜で、得意料理は〜〜で、絶賛旦那さん募集中です!!」
「御社で働きたいです。理由は、サービスを利用した時に、深く感激して、自分も貢献したいと思ったからです!」
とか初対面でいきなり言われても、「えっと…」ってなっちゃう、絶対。
それよりは、「私」という人柄を知ってもらう、そこに尽力した方が絶対にいいはずだ。
とまぁ、企業の発信の話なのに、私はそんなことを考えていた。
ちなみに「STORY」の中で、「V字ストーリー」のように「つまづいた経験」があるとなお、面白いコンテンツになるのだという。
そりゃあ、どんな人間も、会社も、社長も。カッコつけたい部分はある。でも、それだと共感してもらえない。
テレビとかでもそうだけど、
「どん底」から這い上がった系のSTORYは、やっぱり面白い訳で。
個人でも、企業でも「チャーミングさ」を出すためには、やっぱり「弱み」を出すことも大事なのだなと気づくきっかけになった。
マッチングアプリで1000人とデートしてうまくいったレポ、みたいなの、読みたくなるもんな..と、また私は別のことを考える。笑
「STORY」をよりリアルにアウトプットするコツは「ありのまま」であるということ。
途中で、「無名企業だから発信しても仕方ない」と言っている社長さんが多いという話があった。
その悩みのアプローチに対して、「社長自身の人生に、読み手が自分と重なる部分を見つけることに意味があるのだ」と竹村さんは語った。
「一企業の発信」としてではなく、「1人の人の人生を垣間見る」というように、コンテンツを作る。
そうすると、
「わかる!」「こういうことあるよね!」とどんどん共感をよんでゆく。
そりゃあ、興味を持ってもらえたほうが、
「その人」のつくる「サービス」や「ビジョン」を知りたくなるよなぁ...。
盲点だった、と思った。
それから、社長の中には、「語りすぎたくない」人もいるのだとか。有名な企業出身という情報を、「隠したい」という人など。
でも、その事実を出すと出さないとでは「面白さ」が桁違い。
編集者として竹村さんは、なんとかそれをコンテンツにできないか、あの手この手で、口説かれているようだ。笑
ちなみに、「もろもろオブラートに包んだ方が、逆に炎上の原因になる」という話があり、非常に興味深かった。
確かに、「大手飲料企業出身」などと濁されたら、変に勘ぐられたり、「なんで隠すの?」と反感を買うのかもしれない…。
企業イメージは、「人」の発信でいかようにも変わるのだなと。
「カッコつけずに」「隠さずに」いることの重要性を感じた。
経営者の発信は360度効果がある!?
途中で、会社のYouTubeとかやるなら、意地でも社長を引っ張り出した方がいいという話もあった。
社長が、「採用活動しています!具体的には」と語るよりも、商品魅力をアピールするよりも。
自己紹介やこれまでの会社遍歴を語りまくって、最後に「あ、採用もしています
」くらいのほうが応募が圧倒的に増えるのだとか。
本当に面白い、面白すぎるわ!!
企業の伝えたいことをまっすぐに伝えられると、面白いし役立つからシェアされる。
そしてそれは、企業にとって、「一生モノのストック」になっていく。
一時的ではなくて、財産になる。
そんな「コンテンツ」作りを行っている竹村さん。
お話を聞いてから数日経った今もなお、私は興奮がずっと止まらない。
私は、竹村さんになりたい。
「竹村さんになりたい。」
今の私の頭の中にある辞書を引っ張ってきて、どんなに相応しい言葉を探しても、
多分それが一番今の私に的確な表現だと思う。
竹村さんみたいに、
「会社」や「個人」の魅力を
最大限引き出すコンテンツを私も作りたい。
私も「人」が好き。
どんな人にもある「STORY」が好き。
伝えたい「もの」「こと」があるのに、
なかなか言語化ができない人たちに
寄り添いたい。
できることから、少しずつ。
唯一無二のライターに、私はなりたい。
『ベストセラー作家になる』これが私の夢です。40歳までに形にします。もし、「エッセイ、よかった!」「頑張れ!moon!」と思っていただけたら、温かなサポートをお願いします!有名になって「あの時サポートしたんだ!」と思ってもらえるようにいたします✨(強気!笑)