見出し画像

きみと過ごした最初の1ヶ月

先日こちらの記事を読ませていただきました。

確かに、母から私が子供の頃のエピソードを聞くの、今でも好きだし愛を感じるなぁと、強く共感しました。
自分のことすら忘れがちなので、将来の息子にたくさん語れるように、この1ヶ月で感じたことを記録します。

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

きみとの1ヶ月を振り返って

思ってたよりも泣かないベビー

きみを生むまで、子育ては本当に大変だといろんな人から聞いていたし、お母さんもどうなるかなぁって心配だった。
でも、生後1ヶ月までのきみは多分他の赤ちゃんよりもかなり落ち着いていて、お母さんはとっても助かったよ。

きみが泣くときは、だいたい明確な理由がある。
おなかが空いたときか、おむつが汚れて気持ち悪いとき、おむつかぶれが痛いと訴えるとき、そして抱っこしてほしいとき。
3週間くらいのときから抱っこしてしてが始まって少し大変だったけど、ソファに座っててもきみは満足してくれたし、お母さんも腕を休められたから全然痛くなかった。
1日の半分くらい、一緒にソファで過ごしたこともあったよ。

きみの泣き声はとてもかわいいし、特徴がある。
まるで車のエンジンをかけるように、徐々に泣き声が大きくなっていく。
「ふ〜ぁっ、ふ〜ぁっ、ふ〜ぁっ、ふ〜ぁっ、ふあぁ〜〜〜!!!」って。
顔もくしゃくしゃにして、男梅のキャラクターみたいでかわいい。
でも、1日のほとんどはおすまし顔で過ごしてくれるから、お母さんは本当に助かったし、育てやすいベビーだったと思う。

たくさん褒めてもらった1ヶ月

生まれた時から大きめでしっかりしたベビーだったきみ。
とにかくいろんな人からたくさん褒められてたよ。
ミルクやおっぱいもたくさん飲むし、うんちやおしっこもたくさんするし、よく寝てくれるし。
入院期間中も毎日しっかり体重が増えてたし、保健師さんの訪問の時には800g近く増えていて、とても順調だと言われたよ。

もちろんお母さんは初めての育児だったから、いろんな人から褒めてもらう言葉を聞いて、とても安心したんだ。

ドキドキのおむつ替え

そうそう、おむつ替えの時はいつも少しドキドキしながらやってたんだ。
きみはとてもお通じがよくて、1日に20回くらいおむつを替えたんだけど、おむつ替えの最中におしっこやうんちが飛び出してくることがある。
ばぁばはきみのうんちを引っ掛けられて悲鳴をあげてたよ(笑)

お母さんも、おしっこを何度もかけられたけど、スッキリしたようなきみの表情を見ると、ただただ笑えたよ。
毎日の洗濯物もとても愛おしくて、大変だとは思わなかった。

2人でお昼寝

お昼の3時頃、お母さんと2人で一緒にお昼寝をしたね。
きみはお昼の時間はなかなか布団で寝られないから、お母さんが抱っこしながら一緒にソファで寝落ちするのが習慣になってた。
起きたらお母さんは首がカチコチになってたりするんだけど、目が覚めて胸の中で眠るきみを見ると、気持ちがとても安らいで、身体の痛みはどうでもよくなった。

知らないことだらけの育児

よくある赤ちゃんの肌トラブルに、お父さんもお母さんもとても頭を悩ませたよ。
乳児湿疹っていって、顔や首、胸の上あたりにたくさんポツポツができた。
清潔にすることとと保湿を心がけたけど、やり方があっているのか、痛くないかとか、とにかく気になっていろんな人に対策を聞いたりした。

おむつかぶれもとても痛そうで、退院してすぐにオンライン診療で小児科にかかった。
1ヶ月検診前だけど病院に行ってお薬を処方してもらったよ。
おむつ替えのたびに、お尻が痛いのかよく泣くから、うんちの時はおしりを洗ってお薬やワセリンを塗って、早く治ってくれ〜!って祈ってたよ。

不安な夜

ある日、きみが厄介な病気にかかってるんじゃないかと、お父さんとお母さんは不安になって、深夜なのに病院に相談したんだ。
お母さんは不安でどうしようもなくて、涙が止まらなかったからお父さんに電話してもらった。
結果、取り越し苦労だったんだけど、本当に不安だった。
きみを失ってしまうんじゃないかって、親の間違った子育てで、こんなにもかわいい小さな命が消えてしまうんじゃないかって、怖くてたまらなかった。

お母さんは、自分の弱さときみの大切さを、改めて知ったんだよ。

表情豊かで飽きない

新生児の時期って、まだ何かを見て笑ったりすることはないんだけど、かなり表情豊かでいつ見ても飽きることがなかった。
くりくりした瞳を思いっきり開けてあちこち見回したり、口をすぼめてみたり、舌を出したり、鼻を大きく膨らませたり、眉をひそめたり。
泣く時以外も「あう〜あう〜」って、たくさんお話ししてくれたよ。

お祝いにいただいたミキハウスのチャイムボールが好きで、一生懸命手を伸ばして音を出したりね。
全ての表情が新しく感じて、今この瞬間のきみと出会えるのがとても貴重に感じて、一瞬一瞬を切り取りたい、保存しておきたいと常に思っていた。

そして、これから先出会うきみはどんな子なのか、これからみんなでつくりあげていく家族の姿がどうなっていくのか、想像しながらとてもワクワクして過ごしていたよ。

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

最後に

きみと過ごした最初の1ヶ月はとにかく穏やかで、不安な時もあったけど、幸せでいっぱいだった。
まだ言葉も交わせないけど、ずっと昔から見知った関係のような、不思議な心地にさせてくれる。

生まれたばかりのきみと同様に、父母としてもまだ忌まれた手ホヤホヤの私たち。
もどかしい思いもさせてしまうかもしれないけど、きみを大好きな気持ちは世界中の誰よりも強く、揺るがない。
これからもみんなで、あたたかい家族を築いていこうね。

この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

33,033件

#子どもの成長記録

31,688件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?