そうして、街からいなくなった。
(あらすじ)
街に来て間もないわたしは唯一の友人が行方不明になり、ありもしない冤罪をかけられ処分されたことに納得がいかなかった。そこには街の独特の気質や風潮、学校に巣食う他所からの生徒への偏見による牽制があり、諸悪の根源となる生徒の存在があった。不自然なルールにより、かろうじてバランスを保つ学校の後夜祭に外側から暴走するバイク集団による侵入で、名門という秘密のベールに秘された生徒たちの醜態が暴かれようとしていた。なぜ友人は姿を消したのか、真相を知らぬ周囲の生徒たちによる友人