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制作過程3:染め

羊からマフラーになるまでの制作過程のもくじ
1:羊の毛刈り
2:羊毛洗い

3回目は染めです。糸になってから染めるよりも、羊毛を染めることの方が多いです。ぴたりと欲しい色が出なくても、色を混ぜればなんとかなることが多いので気楽です。ムラを気にすることもないし、というかムラが楽しい。

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染めるときは、私は化学染料を使います。赤、黄、青、黒、それぞれ2色ずつあるので、混ぜて欲しい色を作ります。

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タンクに羊毛と染料をいれて、弱火の弱火でゆっくりと80~90℃まで加熱します。火を止めたらふたをして、常温になるまで放置します。

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単色を染めるときもありますが、こんな風に何色もいっぺんに染めたりします。左側が染めているときのタンクの中。右が染め上がり。思わぬ色味が出たりして、うっとりしたりもします(*^^*)

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このときはグラデーションのショール用に、青緑〜青〜グレーが欲しくて染めました。使わなかった色の部分もあったし、足りなかった色は再度染めるなど、一度では思うようにいかないけれど、それはいつものこと。また染めたらいいだけのこと。

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羊は白い毛ばかりと思われがちですが、グレーや茶色の羊もいます。この羊毛は、最初からこのグレー〜黒に近い色をしています。この色を活かしたい時は染めません。ここにちょっと色を乗せると、深みが出てそれも良い。

紡ぎの準備」に続きます。

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