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映画レビュー

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2020年7月の記事一覧

劇場 レビュー

予告編が気になった本作、劇場公開日にAmazonプライムビデオで公開されたので観てみました。

原作は読んでおらず、又吉先生の作品は初めてです。

感想としては『わからん!』という感じです(笑)
アマプラ特権で何度も終盤を見直したのですが、これだ!というものが掴めませんでした…。
終盤だけを4、5回観た(笑)

作品自体は下北沢の劇団員にありそうな話。
根拠のない自信に満ち溢れ、斜に構えたプライド

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カセットテープ・ダイアリーズ レビュー(音楽に救われた少年の実話?)

予告編の若者がブルース・スプリングスティーンの音楽と出会って救われる感じが気になった今作、観てきました。

感想としては、面白くて良い作品でした。
感覚的には「イエスタデイ」と似てる感じ。
笑って泣ける作品。

基本的にはブルース・スプリングスティーンの存在ありきなのでそれを受け入れられない人はアウト(笑)
個人的にはそこまで詳しくないけど、嫌いでもない感じだっ

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WAVES(ウェイブス) レビュー(不思議な気持ちに誘う波)

予告編からものすごく楽しみにしてた本作、観てきました。

感想としては、オシャレなミュージックビデオのふりして感情をえぐってくる不思議な作品でした。

というのも、ただ観てると「映像と音楽オシャレだなー、でも、なんだこれ?」っていう。
つかみどころがない感じ。
途中まではそんな気持ちで鑑賞。

テーマに気づいてから理解が進みました。

テーマは『愛を持って生きろ!憎しみダメ🙅‍♂️」

これです

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チョコレートドーナツ レビュー

予告編を観て気になった今作、観てみました。

感想としては、結末は良くなかったけど、一矢報いることができたスッキリ感の残る作品という感じ。

ダウン症の少年、ゲイカップル、差別問題、ネグレクトとお腹いっぱいなテーマで溢れた作品。

子供にとって何が幸せなのかというのを考えさせられました。
正直、映像として観る彼らと実際に自分の側に彼らがいるのとでは違う感情だと思うのでなかなか難しいテーマです。

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日本で一番悪い奴ら レビュー

知人に勧められて観てみました。
白石和彌監督作品です(「ひとよ」は神作品)。

実際にあった事件の話ということで、これがリアルであったってすごいなという感想。
成績の為に悪の限りを尽くす感じ。
最初はギリギリのラインを責めるも途中からは完全にボーダーライン越えの違法行為のオンパレード。
結末はまー、そうだよねという感じ。

清々しいほど悪いので、逆に面白かったです。
ヤンキー漫画やヤクザ映画を観て

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アップグレード レビュー(近い将来へ警鐘を鳴らす作品?)

去年劇場で観るか迷ってやめた本作、プライムビデオにきてたので観てみました。
評判が良い作品だったので、期待を胸に。
短いのでサクッと観れる作品です。

感想としては、面白い作品でした。
よくできたストーリー。
「妻殺し、誰が黒幕なんだ?」っていう話なのですが、予想外の方向へ向かっていって驚きました。
そうくるかと。

アクションがスピーディーで迫力あり、飽きない感じで面白かったです。

少々グロテ

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ルーム レビュー(2人の鬼気迫る演技を観よ!)

予告編が興味深かったので観てみました。

ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ君という実力派の共演です。
ラーソンは本作でオスカー(主演女優賞)を獲得してます。

外の世界を知っているお母さんジョイと知らない息子ジャックが地下の納屋で監禁されていて、脱出を試みるというストーリー。

地下で生きることにあまり疑問を持たない息子とどうにかして抜け出せないか葛藤する母親の演技、素晴らしかったです。

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トゥルーマン・ショー レビュー(作られた世界で生きていると気づいた男の絶望からの逃亡記)

リアリティーショーの問題がピックアップされる中で紹介されていた作品だったので観てみました。

リアリティーショーがリアルだった話です。

感想としては、サラッと終わるコメディー的な印象とショーという作られた世界に生きていることに気づいた絶望を感じました。

というのも、なんでこのリアリティーショーが行われているのかという背景、番組監督の作品への思いといったバックグラウンドの説明が一切ありません。

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