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「四季を楽しめる仕掛け」を意識したい

久しぶりに視覚以外の感覚を集中させる機会だった。

青荷温泉「ランプの宿」。

電気もない。電波もない。あるのは薄暗いランプといつでも入れる温泉。決まった時間にでる夕飯では、薄暗くて口に入れるまで何を食べるのかがわからない。嗅覚と味覚と舌の触覚をめちゃめちゃ使った。(たくあんかなと思ったらガリだった時は少し驚いた。)

そばに川があることで、常に天然のBGMが流れている中、最近ではなかなか味わえない「不便さ」を体験することができた。

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ホテルマンの皆さんはゴリゴリの津軽弁だけど、理解できるくらいの微妙なラインでお話しされていてよかった。ご飯は津軽の郷土料理で、県内に住む自分も改めて楽しむことができた。周りにいた県外から来ていた人たちも、ぱっと見満足度が高いように感じられた。

「四季全部を体験してみたい」

それが素直に感じた感想だった。是非また訪れたい。

今回は風も少なかったのもよかった。上から下に落ちてくる雪が少し降ったくらいで天候は穏やかだった。おかげで朝方の露天風呂が最高だった。ロケーションが良すぎて、他の季節の顔も見てみたくなった。やはり四季がはっきりしていると言うのは、青森含め、東北全体の強みだと思う。

りんごに置き換えると、四季全てを味わえるコンテンツは今のところほぼない。雪の多い冬でも、りんごがあるからこそ、雪が積もっているからこそ、生まれるものがあるんじゃないだろうか。

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