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りんご就農の記録

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りんご就農して考えたことなど
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#新規就農者

虹と共に走る。

5時に起き、6時から農薬散布。眠かった…。死ぬ気で起きました。 周りもまだそんなに作業を開始していない時間帯にちゃちゃっと散布。 なんとしてでも虹の写真を撮りたくて、がんばりました。スプレーヤーの右上に虹がかかっているのが見えますでしょうか? 虹を作りながら、虹と共にりんご畑を走る。 本日散布したのは、「殺菌剤」でした。黒星病という、りんごの天敵である病気の防除のために実施します。 また10日後くらいには薬剤散布がありますので、徐々に私も運転できるように練習していき

りんご畑でスピードスプレーヤーを乗り回すのは楽しい。

楽しくなってきました。クラッチとかよく分からなかったけど、なんとか運転できるようになってきました。 乗るようになって知ったのは、スプレーヤーを運転していると、虹と併走できるということ。きれい。 運転しながら撮影はちょっと難しいので、写真はありません…(今度Goproつけながらやってみようかな。) 花もこんなに膨らんできました。もう少しで咲いてくれるのではないかと。 作業は夕方までかかりました。明日は5時出発で畑へ。でも、その作業のあとはお休みする予定なので、もう一踏ん

農作業していると2時間くらいで「おやつタイム」が必要。

やはりずっとやっていると疲れちゃうんですよね。定期的な休憩が大事。 こういう温め方、初めて知りました。いいですね。寒い中でも温かい飲み物がいただけるって。 枝を切り、農薬散布のための車が通る道を確保するために寄せていく作業。 枝も結構いろんな形をしているものです。このあとは燃やして処理していくんですが、ある程度小さくしないと燃えないんですよね。細かくする作業も意外と骨です。今週は筋肉痛との戦いでした。 昨シーズンは、今やっている作業を4月にやっていました。 このまま

りんごの木の剪定後、お薬ぬりぬり。

雪がちょっとなくなってきた2月中旬くらいから、りんご畑に出て枝の剪定を進めています。 剪定した後の切り口には、菌が入るのを防ぐために薬を塗る必要があります。 今回は、師匠のような別のおじさんに教えてもらい、「バッチハート」という薬を使うことにしました。 このハケは、買ったときに付属でついてきたもの。 これを使うには、高い場所にある切り口には梯子を昇って塗らないといけません。私は背が低い(152cm)ので、より手間がかかります。 それを見かねてか、「そんだばこれをつか

はたけはたけはたけー。

ここふつか、いつになくずっと畑にいる。 やっぱちょっと疲れちゃうな〜。ずっと体動かしてるから、筋肉痛にもなってしまいました。継続してやっていかねばならないのだから、自分に合ったペースでやっていきたいですね。 先日アップした、間違って買った高枝用のハサミ。ドライバーでパーツを取ることはできましたが、やっぱり剪定するには使いづらかった…涙 新しいの買うかー。仕方ない。みなさんも、りんご農家になる時は気をつけてくださいね。道具は生産性を左右するから、私みたいにノリと勢いで買わ

シンプルに買うもの間違えて泣いた。

剪定してます。りんご畑で。より効率性を上げるために、梯子を使わなくてもいいように、高枝をカットできるハサミを買ったんです。 「長くなるやつ良さげ〜。」と思って購入。 実際に使ってみると、重すぎて長時間の作業にはむかないという悲しい事実が発覚しました。泣いた。 しかも、『切ったあと枝を掴める』仕様のものを買ったんです。これが、必要なかった!!!!別に!!!!わお! かえって切りづらくて邪魔…泣いた。 今日はできませんでしたが、試しに刃先についているやつを外してやってみ

今からできる、りんご畑の野ネズミ対策。

「ネズミを踏めるようになったら一人前。」 そんなことをりんご農家の先輩から言われたのですが、無理です。私には無理。そのうち、踏めるようになるんだろうか…えー… とりあえずそれはおいといて。 「冬支度」として野ネズミ対策に関する記載はいくつか見つけられます。 上記の記事を含め、だいたい対策として紹介されているのは以下の3点です。 殺鼠剤の使用 罠による駆除 木の保護(ビニールなど) これらは雪が積もる前にやっておくべきことです。 ただ、今回参加していた研修会で

「腐らん病の泥巻きってなんで効果あるの?」

青森県主催の基礎講座を受けてみました。その時に自分として「へぇ〜」となった情報をシェアします。先日「収量」に関する記事を書いたので、気になった方はぜひご覧ください。 今回は「泥巻き」についてご紹介したいと思います。りんご畑には、ビニール等でぐるぐる巻きにされた木があったりします。りんご農家だと「あ、腐らん病の治療をしているんだな。」と、ピンとくる光景です。 2020年シーズン中、師匠に「練習しときなさい。」と言われ、「泥巻き」を習ったことがありました。 マジで泥を木に塗

「どのくらいの収量がちょうどいいの?」

青森県が主催する「新規就農者 冬期農業基礎講座 りんご篇」。半日の研修には約20名ほどが参加していました。ご夫婦でいらっしゃっている方はいたけど、女ひとりでの受講は私のみ。寂しい。 先日、同講座の「剪定篇」のレビュー記事もアップしましたので、気になる方はこちらもご覧ください。 これから数回かけて、基礎講座で気になったことなどを記事にしてアップしていこうと思っています。りんごをやってみたいと思う方にとって、有益な情報をお届けできるようにやっていきたいです! ということで、

青森県主催のりんごの剪定研修会に参加してきました。

よりによって雪と風。寒さに慣れていない移住者の私にとって、今回のようなコンデイションでの外での作業はあまりにも酷。でも仕方ない。カイロをお腹と背中に貼って、ダウンの上にmont-bellのウェアを重ね、ネックウォーマーをつけ、ノースフェイスのモコモコブーツを履いて臨みました。 で、足りませんでした。 雪降る中、剪定の様子を見ること1時間。ほぼ動かない状態での外での1時間は本当にやばかったです。後半「帰りたい。」ってしか頭に浮かばず、あまり集中してみることができていなかった