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りんご就農の記録

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りんご就農して考えたことなど
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「腐らん病」の治療「泥巻き」をした木はこうなりました

春ごろ、「腐らん病」の木へ治療を施した記事をアップしていました。 結局はこんな感じで、もうなんか枯れちゃってますね…悲しい… いくつか実を付けてくれているので、食べ比べとかはしてみようかなと思います。病気だと味が違ったりするのかな。その辺もレビューしていければと。 こうならぬように、日々の「腐らん病」への対処はちゃんとしていきたいな。りんごの寿命は60年くらいで、今15歳くらいの木たちにとってこれからが伸び盛りです。元気でいてもらえるよう出来ることをやっていきます。

20200908時点の実の大きさ

「千雪」、でっかくなってきてますよ〜。小ぶりだって聞いていたんですが、全然普通サイズのものも沢山あります。 夕陽にあたる「千雪」(ちゆき)。 全然違う話ですが、先日知り合いのりんご農家さんとお話してたら、「千雪だけの畑なんて、とてもユニークね。」って言われました。ユニークっていうか、そんな農家さんおそらくいないです笑 作業負担を減らすために、収穫時期の異なる品種を複数栽培するのが常識です。 でも、外から来て急に「りんごの畑持ちたいんです。」って相談しても、いい条件の畑が

りんご食べたのだれ〜?

勝手にりんご食べる人がいるようです。突っついてほじくって食べて。まったく…。いっぱい食え! 本当はりんご農家さんが色々やっている鳥害対策みたいなのをやったほうがいいんでしょうが、私は特にやるつもりはありません。今シーズンは、なんもせずにとりあえずどのくらいの被害があるのかを検証する目的があります。 あーあ。勝手に突っつくから。そこから腐っちゃったじゃない。これは流石に売り物にはできませんね。切り取ってジュースとかならできるかもしれませんけど、それも家庭用かなぁ。 そして

りんご輪紋病かもしれません。

畑を見回っていると、怪しい木が見つかることもあります。 「なんかおかしいぞ…」 変な模様が付いてしまっているりんごがポツポツ見られます。 「黒星病では…?」 心配になり、師匠へ以下の写真を送付し、相談しました。 「これは、多分りんご輪紋病じゃないかな。(3枚目の)木の枝に少しイボがある。薬剤散布で、薬がちゃんとかからなかったのかも。」 【りんご輪紋病】 初めて聞く名前でしたので、『りんご生産指導要項』で調べてみました。また、りんご研究所でも資料をネット上で出して

りんごの重みで、また枝が折れてしまった。

りんごが大きくなってくると、支柱で支える作業が必須です。枝が折れちゃうので。 畑を見回っていたら、また折れてました…ごめん「千雪」(ちゆき)。ここまで大きく育ってくれていたのに… 折れて下にどさっと落ちてしまいました。 右上の方が折れています。首の皮一枚って感じです。支柱で支えてテープでぐるぐる巻くことも考えましたが、諦めました。 で、切り口をちょっときれいにして。 「トップジン」をぬりぬり。「トップジン」は切り口に塗るお薬です。青森だとホームセンターなどで購入でき

「腐らん病」さようなら

しつこくやります。りんごの大敵「腐らん病」。さようなら。もう、こうなると切るしかないのです。 「見つけたらすぐに切ること。」 師匠の教えです。ばっさばっさと切っていきます。 こんな感じになっております。写真だとちょっとわかりにくいですが、今の時期だと違いが顕著です。この病気は空気感染してしまうものなので、すぐ切りましょう。 こんなのも、もうダメですね。切ってしまいましょうね。 今年は「腐らん病」が多い年らしいので、皆さまもお気をつけて。

こっちの木も折れたぁぁぁ

こんなにりんごの実の重みって、すごいんだな…。別の記事で木が裂けたお話はさせていただきましたが、別の木も重みで折れていました…。せっかく成ったのに涙 私の管理不行届です。ごめん、千雪たち。 どこが折れているのか。 見ての通りこちらですね。 「もうダメだこりゃ。」 そう思い、赤丸のところから切ってしまいました。が… 「あれ?もしかしてこれも復旧可能だったのでは?」 この記事を書いている時にふと思い、今更ですが師匠へ確認をとると、「これは、ダメ。」とすぐに返信が来ま

ああー。木がぁぁぁぁ

パックリ割れていました。なんてこった。 「さけちゃいました。」 と、師匠へ写真付きで報告。こうなってしまった場合、どう対処すればいいのでしょうか。 「支柱で上げ、割れた所へビニールか何かで覆い、ロープで縛れば、保つ。」 そう師匠から返信いただきました。そうなのか。保つのか。 ということで、やってみました。 「支柱」とは、大きくなったりんごの実の重みで、枝がしなって折れてしまうのを防ぐための棒です。木製だったり、プラスチック製だったり。色々あります。重そうなところを

20200807時点の実の大きさ

「今日は畑に行くぞー!」 と、前向きな日に限って朝に雨がザーザーだったりします。 「えぇ〜…畑行けないのか…でも…でも…。」 諦めきれずにいると、9時頃には雨が止んでくれることも結構あります。嬉しい。 雨に濡れたりんごも可愛い。だいぶ大きくなってきました。これをどういう風に販売していくか、ぼちぼち考え始めないといけません。10月中旬が収穫なので、それまでにプランを組みたいなと思っています。 どんな風に大きさが変わっていったのか。もし良ければこちらの記事と見比べてみて

20200720時点の実の大きさ

2週間ほど前、育ってきた実の大きさをご紹介していました。 比較すると言わずもがな、大きくなってまいりました!りんごすごい!ちゃんと大きくなっています。 日々、りんごへの感謝が止まりません。私のような初心者にも、育てる喜びを感じさせてくれる。 青森のりんごの歴史を紐解くと、人の力がかなり重要であったことは間違いないのですが、そもそもりんごが強いんじゃない?って思うことが多々あります。本当にありがたい限りです。 引き続き、「私はりんごを育てさせていただいているのである。」

りんご畑を助けてくれる、たくさんの地元の方たち

「どんどん雑草が多くなってきて泣きそう」 この事案、なんと助けてくださる地元の方がいらっしゃり、畑が綺麗になりました〜。 2週間ほど前、知り合いのデザイナーさんの計らいで、りんご農家さんたちとお会いする機会がありました。皆さんとても心配してくださりました。特に、「乗用の草刈機がないから刈払機でとりあえず凌いでます。」って言ったら「じゃあ草刈りに行ってあげるよ!」と。皆さん…なんて…お優しい…。必ず何かでお返しせねば。 前回は師匠が刈ってくださっていました。周りに困ってい

りんごの苗木、元気なのとそうでないのと

りんごの苗木の周り、草生えすぎですね。ここもちゃんと手入れしないとなー。 紅玉3本、ぐんま名月2本、奥州ロマン1本を植えていました。 今元気なのが、紅玉2本、ぐんま名月1本ですね。美味しいと言う噂の奥州ロマンがダメになっしまったのが悲しい… 要因としては、私が苗木の上の方までグルグル巻きにしてしまったことがありますね。私のせいです。本当に、ごめん苗木たち涙 6月上旬くらいに師匠が畑に来た際、「これではまいね」(これじゃダメだね)と教えてくれました。そこでちょっと調整し

軽トラを改造した「オバケ」。ほしい。畑での移動が快適になるんです。

他の県はどうかは分かりませんが、青森県のりんご農家さんが愛用している通称「オバケ」は本当に便利な乗り物です。 使い古した軽トラを改造し、畑の中でもスイスイ運転できます。 先日見せていただいたこちらのオバケ。窓や扉がすっかり取られ、荷台部分も低くなっていました。なんなら助手席も取られていて、ひたすらに持ち主の肩が使いやすいようにカスタマイズされていました。なんて素敵な乗り物。 梯子やチェーンソー、支柱や切ったりんごの枝、収穫したりんごが入った籠も沢山乗りそうです。 個人

はい!腐らん病はっけーん。対処対処。

何度も何度もUPしていますが、今後も何度も何度も「腐らん病」に関する記事は事あるごとに上げていく予定です。 今、りんごはだいたい直径が6cmくらいになってきて、葉っぱもモジャモジャついています。この時期は特に、「腐らん病」が見つけやすくなりますので、見つけ次第切っていきましょう。 今回は2本切りました。 こんなかわいそうなことに…ここまで来るともう切ってしまわないといけません。太いところは後日チェーンソーで切るとして、今回はノコギリでできる限り切ってみました。 こんな