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りんご輪紋病かもしれません。

畑を見回っていると、怪しい木が見つかることもあります。

「なんかおかしいぞ…」

変な模様が付いてしまっているりんごがポツポツ見られます。

「黒星病では…?」

心配になり、師匠へ以下の写真を送付し、相談しました。

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「これは、多分りんご輪紋病じゃないかな。(3枚目の)木の枝に少しイボがある。薬剤散布で、薬がちゃんとかからなかったのかも。」


【りんご輪紋病】

初めて聞く名前でしたので、『りんご生産指導要項』で調べてみました。また、りんご研究所でも資料をネット上で出しているので、ご紹介します。

「タイトル未設定」になるの、なんで。ちゃんとりんご研究所が発表している防除方法が掲載されています。

果実が成熟期に入る頃から発生するそうです。見分け方としては、最初は「褐色円形」の小斑点が見られ」、次第に輪紋状になるそうです。

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これかもしれない…

そして、伝染源は「枝幹部に形成された、イボ皮病班」とのこと。師匠が言っていた「イボ」はこのことのようですね。


基本的には薬剤散布をしていれば問題ない病気のようです。今回も、あったのがとある1本の木で、しかもその中でもほんの一部でした。死角になって薬剤がうまくかからなかったのかもしれませんね。

また、もしこれができてしまった場合のことも指導要項に書かれていました。

枝幹上のいぼ皮病班が伝染源となるので、主幹や主枝などの大枝のいぼ状の病幹部とその下の褐変組織は削り取って、トップジンMペーストを塗布する。また、削り取りができない細かい枝は切り取る

ふむふむ。

この対応をまだ取っていないので、近々トライしてみようと思います。皆さんも、もしりんご輪紋病が見つかったら、やってみてください。

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