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とあるハンドメイド作家の日常(仮) -9日目木曜日-

あの日の私に誰とも被らないアクセサリーを。

今日は私の作品について
語ろうと思う。

私の作品のコンセプトは、

「世界に一つだけの物語を
   あなたの手の中に。」

である。

限定品以外は
ひとつとして同じデザインのものは
作っていない。

また、一つ一つに物語があり、
それを手書きでショップカードに書いて
お送りしている。

何故そうしたのか。
それには訳がある。

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世の中にはたくさんの同じ服が売られ、
アクセサリーが売られ、
靴やその他たくさんのものが
売られている。

ある時私はお気に入りのTシャツを着て
街に出た。

たくさんの人とすれ違うが、
何故か同じ服を着ている人を
その日に2度も見かけたのだ。

目が合った時の気まずさったらない。

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それからは個性的な服を選んで着ていくが
何故か必ず同じ服を着ている人に
出くわすようになってしまったのだ。

誰とも被らない服が欲しいと
思うようになった。

そうは言っても
裁縫が壊滅的に出来ない私にとっては
服を作ることは出来ない。

オーダーメイドを作るほどの
お金を持っているわけでもない。

その為服は諦めざるを得なかった。

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それならば普段身につける
アクセサリーであればどうだろうか。

何かを作り出すことが
昔から好きだった私は、
どうやったらオリジナルのものが
作れるかを模索した。

そこで出会ったのが
「レジン」だ。

レジンはUVライトに当てると
固まる性質を持っている為、
何かをくっつけたり、
閉じ込めたりするのに最適だ。

そこで前から好きだった、
歯車パーツを使い、
アクセサリーを作るようになった。

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あまり市販されていない
歯車パーツのアクセサリー。
ハンドメイド界隈では
たくさんあると以前お伝えしたが、
改めてカッコかわいいものになると
お伝えしたい。

大きいものと小さいものを
1つずつ並べるだけでも
小さいものをたくさん詰め込むでも
そこに小さな宝石や、
別の好きなパーツを並べるでも
何をしても素敵になるのだ。

私は私の頭に浮かぶデザインを
必死に形にしてきた。
誰かが手に取ってくれて
喜んでくれる様を思い浮かべながら。

誰かにとって唯一無二な
アクセサリーになるように。

この世界にたった1つの
あなただけの物語が出来るように。

あの、誰かと被った時の
気まずさを味わうことが無いように。

そうやって生まれたのが、
私の作品たちだ。

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結局何が言いたいかというと、
誰とも被らない個性的なアクセサリーを
生み出すことはとても楽しい、
ということだ。

誰かの、

あなたの、

唯一無二の作品になれるよう願って、

今日も私はデザインを
頭の中から取り出していく。


とあるハンドメイド作家の日常(仮)
ー9日目木曜日ー

【スチパン魔導具製作家:永輝-NAKI-の生態】
1982年5月13日、木曜日生まれの40歳。
おうし座、A型、左手だけマスカケ線、
数秘術11、九紫火星。
京都府生まれ、ひとりっ子。
親の都合で中学から東京へ引っ越し。
標準語・関西弁の2言語を話せる。
ゲーム実況者さん2グループを推しとし、
毎日元気をもらっている。

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