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売り込みだと思われる理由

最近広告を見ていると、
「売り込まずに売れる」という表現が
ものすごく増えているように感じます。

他にも、
「自分らしく」「自然体」
「ガツガツしない」など、
お客様から嫌われる「売り込み感」を
なるべく無くしたいという欲求が
かなり顕在化されている印象です。

「情報発信は個性が大事!」
「嫌われる勇気を持とう!」

このように諭しながらも、
顕在的な欲望は「嫌われたくない…」という
気持ちが強く現れているように感じますよね。

プッシュ型からプル型の営業が主流になったり、
煽るような表現が嫌われるようになったり、
時代はどんどんヘルシー思考になっています。

その一方で、
たまには罪悪感を感じずに
高カロリーなものをガッツきたいときが
あったり無かったり…。😂

さて、今日の本題です。

売り込みだと思われる理由は、
何が原因だと思いますか?

個人的な答えはこの2つです↓

「なぜ」の説明が足りない。
「必要性」を説明してしまうこと。

僕がクライアントさんの添削をするときに、
圧倒的に足りないと感じるのが「なぜ」の説明です。

例えば、今のWEBマーケ界隈では、
フロントエンドで無料プレゼントを用意して
メルマガやLINE登録したらお渡しします。
というのが主流ですよね。

このときに、
「なぜ無料なの?」という説明をしている人は、
おそらくほとんどいないでしょう。

ちなみにあなたが、
こういった無料プレゼントを登録するとき、
どういった感情になっているでしょうか?

おそらく、
「はいはい、このあとセールスされるんですよね…。
 とりあえず、プレゼントだけ貰っておきます!」

こういう気持ちが少しありますよね。

なので最近は僕も実験をしてみて、
無料個別相談へ行く動線のところで
「なぜ無料なのか?」を詳しく語るようにしてみました。

しかも、「セールスしません。」という言葉も添えて。

その結果、
こちらからセールスしなくても
無料相談に参加したお客様から、
「ちなみに、講座とかやってないんですか?」と
聞かれるようになったのです。

→これ面白いですよね^^

無料でお渡しする=何か売り込まれる

この心理は、
どんなビジネスジャンルでも存在します。

当たり前だからこそ、
逆のことをしてみると面白い結果になるので、
ぜひ試してもらいたいです。

そして、
売り込みだと思われる2つ目の理由は、
「必要性」を説明してしまう点です。

例えば、ダイエットしたい人に、
「あなたには運動が必要ですよ」
「あなたには食事のコントロールが必要ですよ」

このように、
セールスの動線の中で自分の商品の
必要性を説明しまっていないか?ということです。

基本的に人間は、
お説教が嫌いという性質があります。

人から指摘されなくても、
それが必要なことは誰よりも自分が理解しているものです。

わかっていることを、
人からお説教されたらイライラしますよね。

なので必要性を説明してしまうと、
心理的に反発してしまうということです。

ではどうしたら良いのか?

それはストーリーで伝えることです。

例えば、「ウサギとカメ」の昔話がありますよね。

ウサギとカメが競争しました。
ウサギは油断してお昼寝をしました。
結果、自分のペースで頑張ったカメが勝ちました。

という話です。

この話の教訓はいろいろと解釈がありますが、
「コツコツが大事」ということですよね。

話の中でその教訓は説明されていないのに、
読んだ人は「コツコツが大事」という
「能動的な気づき」を得られる仕掛けになっているのです。

このようにストーリーを使うことで、
僕たちがわざわざ必要性を説明しなくても、
相手が勝手に気づいてくれるということ。

セールスの動線の中で、
このようなイメージで仕掛けをつくると、
売り込まれている感覚を持たれることなく
お客様を商品へ誘導できるようになりますよ。

今日の結論↓
「なぜ」をもっと語ろう
「必要性」気づいてもらう仕掛けをつくろう

これです!
ぜひ参考にしてもらえると幸いです。

ブランドプロデューサー
中園諭史

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