インタビュー記事を書く時に気をつけること【#京都ライター塾】 5/6
こんにちは、なかむらゆきです。
いつの間にか、桜が満開になり、WBCも終わって3月末ですね。
京都ライター塾も今回で5回目が終わりました。次回でいよいよ最後。
前回は、インタビューの心得についてのnote記事を書きました。
1.記事を書くときに気をつけること
今回は講座の中で教えていただいた、インタビュー原稿の書き方について、注意するポイントを紹介したいと思います。
この中で、私が一番気になったポイントが「足りない言葉を補う」こと。
先日、私は江角さんへのインタビューを終え、原稿を書き上げました。
その際インタビュー記事を書くにあたって選んだのは、Q&A方式でした。
インタビュワー(取材記者)が質問をして、それに対してインタビュイーが答えるという文章です。以下のようなイメージ↓
一見すると、取材時の言葉を文字起こしして、そのまま打ち込んだだけのようにも見えます。その当時、咄嗟に話した言葉や台詞が、そのまま文章となっているような。
そう思っていた私は、Q&A形式で記事を書く場合、江角さん(話者)が話した言葉や台詞を「できるだけそのまま使わないといけない」と思っていました。
なので、文章を実際に書いてみると悩みどころがたくさん。
「どこまで言葉を補ってもいいのかな?」「この言葉の裏には別の意図があるけど、取材当日には話していないので、書かない方がいいのかな?」「私の方で文章をたくさん追加してしまうと、江角さん本人の言葉じゃなくなってしまうのでは?」と、考えていました。
しかし江角さんによると、実際は話者が話した内容(文意)を変えることなく、自然な手直しが施されている、とのこと。
それはつまり、「初めて記事を読む人を置いてきぼりにしない」ことを大事にしています。
取材時の言葉に加えて、補足する文章や台詞、語尾などが付け足されています。
時には、文章全体を修正して違う言い回しにすることもあるそうです。
取材時に発した言葉を、そのまま使ってしまうとインタビューされた人の印象が悪く見えてしまうため、同じ意味でも違う言い方に変更することも。
(せっかくインタビューを受けてくださったのに、悪い印象を与える文章を書いてしまうと、話してくださった方に失礼になってしまいます)
講座の中の解説で、江角さんがこう話していました。
最終的に原稿はインタビューを受けた人のチェックが入るので、もし「話した内容」と「書いてある内容」が違う場合、そこで指摘が入ります。
インタビュイーが話した内容、かつ、読者に推測させない文章であれば、小さな文章の調整はよくあることです。
改めてにはなりますが、インタビュー記事では初見で読んだ人に「???」とさせないことが重要ということを、肝にめいじておきます。
2.今回インタビュー記事を書いて感じたこと
取材中は、質問したり、話を聞いたり、まとめたりと、頭をフル回転させているので、どうしても一杯いっぱいになります。
いざ家に帰ってきて文字起こしをしてみると、「感情や気持ちに関わるところをもう少し深ぼっておけばよかったなぁ」とか、インタビュイー自身の言葉で、単語の意味(解釈)を改めて聞いておけばよかったな、などと反省点が出てきました。
なので今回の反省点を、次回以降のインタビュー取材にも活かしていこうと思います!
次回はついにラストですが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
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