老後資金をちゃんと考える
1・老後資金2000万円不足問題について
一時期よく報道されていましたね、これは2019年6月に金融庁の『金融審議会 市場ワーキング・グループ』がまとめた報告書をきっかけに話題になりました。(出典・引用 金融庁HP)
老後の暮らしを支える資金として、多くの人が頼りにしている公的年金だけでは、生活費が足りないと公的に発表されたことを意味しています。
読んだ人の方が少ないかもしれません。そこには
とか
や年代ごとの対応と共に
がとなえられています。また認知症の事も深く切り込んだ報告になっています。
ここでもお伝えしたい事はこの報道で2000万足りないらしい。年金は100年大丈夫って言ってたじゃないか!の論調に、
そうだ!そうだ!政治が悪いなんとかしろ!で終わらせていいのでしょうか?
この報告者にちゃんと目を通すと日本人が低いと言われている各々で金融リテラシーを上げて対処しましょうとも書かれています。
少子高齢化で人口減に転じて10年が経つ日本で年金積立が給付水準が下がり支給額が減少するのは当然のことです。
その年金の運用自体が現在では外国債券と外国証券が半分で運用して成り立っている状況は以前の記事でも書きました。
2・情報を取る習慣
この習慣は投資をする上でも老後に備える上でもできれば勧めしたい習慣です。『みんな言ってるよ』とか『聞いたことがある』とか出処が定かでない情報よりはちゃんと出処を調べる習慣は自分を守ります。
先の2000万問題も『2000万足りないらしい。』で終わらせるのではなく、どの資料?と探せば出てきます。そしてご自分の考えを持つ事です。
かく申すサラリーマン時代の私は、〜らしいとかそれを信じ動いていましたが、現在の人の人生に寄り添う仕事を起こし、その重大さ実感し、決める必要もないあいまいなものの大切さも、逆に確実に決める事の大切さも強く感じてきました。
人生に正解不正解はないと思います。宣伝しますがお身内が少ない人はぜひお声掛け下さい。
そもそも身内がいようがいまいがお金に関する事は、あいまいでない方が良いと考えます。
わからないなら勉強しましょう。この記事に書いてあることもググれば出てきます。情報は探せばいくらでもあります。ただご自身の意思で!
3・いつまでにいくら必要かを算出し実行
不動産の有無、仕事の事、子供や兄弟・姉妹などの状況で人によって状況は違います。その前提で受給予定の年金額を考慮し概ねの必要額を算出します。
そしてそこからどう貯めればいいのだろうではなく
に置き換えてください。貯めたものからの取り崩しは常に不安が付きまといます。人生はまさかの連続だからです。元手がないとか言いながらすぐ思考を止めるのではなく考えてください。方法はあります。
↑ 複利の力を借りるインデックス投資はその解決手段の一つです。
4・人と比べない
同じ100万円でもその状況や人によって感じ方は違います。普通はどうなんだろう?人はどうしているのだろう?この興味は当然の感覚ですが、自分自身で考えないと
という判断を誤らせます。平均とか普通とかで考えると方向性を誤る原因になりかねません。
5・まとめ
いつまでにいくら必要か考え、自分で方針と目標を立てて貯めるのではなく増やす方へと意識を変える。誰の人生でもないあなたの人生です。
お金が総てではありません。しかしお金は多く事を解決してくれる便利な道具です。