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コロナで生き方を大幅に修正してみた

コロナ初期、世界的に経済活動を抑えていた時に、大気汚染が一時的に改善したことがあった。
それを聞いて、本気になれば大きな山を動かせるんだということを身にしみて感じた。
今日はそんな話。


2020年4月、初めの自粛生活が始まったときに
なにかを「始めよう」と舵を切った人と、
なにかを「やめよう」と舵を切った人がいたと思う。

僕はいろんなことを「やめる・少なくしていく」ことに舵を切った。
やめることを始めた。

それまでは詰込み型の生活だった。
元々モノに溢れた生活をしていたわけではないけど、不要な使っていないモノが多く収納場所に残っていたし。
時間管理も詰め込んで詰め込んで、融通が利かなくて優先順位がつけられなくて、受けた依頼は全てやる、「とにかく頑張る」という目標を立てるタイプの、効率からはかけ離れた人間。
案の定時間は足りないので、どこを削るかというと睡眠時間。
今のように睡眠が何においても優先されるなど、微塵も思ってなかった。

でもどこかでそんな詰め込みの生活は変えないといけない、とずっと思っていたところにコロナがやってきた。

社会の変化が自分を後押ししてくれている気がした。そんなこと言ってられない過酷な状況の人は多いのも承知しているが、少なくとも僕はそんな気がした。

個人が変わるのって結構難しい。周りが静止した状態で自分だけが変わるのには大きなギアチェンジが必要。
でも社会全体が大きく動いている中で、
個人が変化するハードルは下がった、
動き出しの摩擦が減り、ギアが軽くなった、そんな感じ。

「やめる・少なくしていく」ことに大幅に舵を切ることができた。

たまたま引っ越し(賃貸から賃貸へ)の時期と重なり、服・本・CDを大量に処分。
買った当時はおしゃれと思っていたような小物や置物も処分。小学校から使っていた本立てやケロケロけろっぴのペン立て、小物ケースなど、ありとあらゆるものを処分。

まずモノが減ったことで「見える空間」ができた。スキマができた。
物理的に視野が広がると心理的にも視野が広がった(元が視野狭いので、広がったところで知れていますが…)。

「移動」も減らした。
具体的には、研修に行くための「移動」を減らした。医療従事者、こと理学療法士からは研修が切っても切り離せない。生涯自己研鑽。
そんな中web研修を多用した。web研修よりやっぱり対面研修のほうがいいという人は多いと思うが、僕は大いにweb研修の恩恵にあずかった。
移動の時間を減らして生み出された「時間」を別のことに使う、という考え方が初めてできるようになった。
web研修をきっかけにして、研修だけじゃない、日常の「移動」と「時間」全体も再考できるようになった。「時間」のトレードオフができるようになった。
それまでは時間を布団圧縮袋のように扱っていたが、今はパズルの組み換えとして考えている。人生においてそのことに気付くのが遅かったとも思ったが、「今日が人生で一番若い日」。今からどう新しくパズルを組んでいくかの方が大事と思うようにした。

時間をトレードオフしパズルしていったら、時間の余白が見え始めた。
結局、モノと移動を見直したことで、逆にできることは増えた。
「できることは増えた」
と感じるのと並行して
「『受けた依頼は全部やる』ということをやめた」
ので、
結果、もっと余白ができ、もっとできることが増えた。

こんなことは当たり前にやっていた人からすれば、
「今さら、だから何?」
という話題。
でも平凡な普通の人生を送ってきた僕にとっては
山を動かした瞬間だった。

コロナで生き方を大幅修正してみた。
結果、できることがだいぶ増えた。
本気になれば、山は少し動かせた。

今日もありがとうございました。
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#大幅に修正
#普通の理学療法士が山を少しだけ動かす話