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1人でポイント練習する時の、場所・儀式・工夫

久しぶりのマラソンに向けてトレーニングしてます。昔はラン仲間と頑張っていましたが、今は時間の制約もあり一人です。

数年間ジョグしかしてなかったので、ペース走などのポイントはかなりご無沙汰、やり方も忘れてたくらい。

そして一人でやるとなるとなかなか気持ちが乗ってきません。。早朝から一人でペース走やるのは苦行でした。

ところが、最近色々やり方を工夫する中で、細かい工夫で結構一人でもイケることがわかりました。マラソンに向け、一人で取り組んでいる方の参考になれば幸いです。

1:場所(コース設定)


2つの手持ちコースを作りましょう。

A:ジョグやLSDだけをするコース
B:ペース走などの速めのポイント練習をするコース。

これをちゃんと使い分けることが肝要です。

普段ジョグをしているコースで、いきなりペース走をしようとしても、気持ちのらなくないですか。人間誰しも、普段と同じ場所で、普段と違うことをするのは大変です。

陸上トラックに行くと気合が入るのと同じですね。
思い込み半分で良いので「このコースは頑張る専用コース」というのを作りましょう。

例えば、私の場合はもともと2つのお気に入りのジョグコースを持っていましたが、1つのコースはポイント練習用に切り替え、そこでは一切ジョギングはしないようにしました。

その場所に行くと気持ちが引き締まり、一人でも頑張れます。

じゃあどんなコースが良いのか?複数の手持ちコースがあった場合、こんな基準でコース選びをすると良いと思います。

・より人が少ないコース(速いスピードで走るため)
・より信号が少ないコース(止まる回数↓)
・より明るいコース(安全面)
・よりランナーが多いコース(モチベーションになる)
・周回コース(理由後述)

完璧なコースは無いので、より条件が良い方をポイント練習用にする形です。

2:儀式(眼鏡→コンタクトレンズ)

ジョグの時は眼鏡、ポイント練習の時にはコンタクトにしています。眼鏡でも走れますが、速めのスピードなのでちょっと気になることもあり。

ただ、最大の理由は儀式的なものです。「コンタクトを入れた日は頑張る日」と自分にスイッチが入ります。 私のように、形から入るタイプの方にはおすすめです。

別にコンタクトでなくても良いと思いますが、いつものジョグ時とは違う何かを身につける、ことを儀式として自分のモードを切り替えるかんじです。 
一番わかりやすいのは、シューズですかね。他にはサングラスや靴下、も結構スイッチ切り替わるのでおすすめです。

3:工夫(周回コース+手動ラップ)

周回コースを手動ラップで走ります。

◾️周回コースの良い点
変化が限定的で、それによるペースへの影響が少ないことです。例えば10kmを周回以外(例:大回り一周、直線)で走ろうとすると、さまざまな変化があるでしょう。途中に信号が5回、特に後半に多い。前半と後半に上り坂、中盤には下り坂。狭い歩道を走る、広い道を走る、、、多くのランダムな要素があり、それにより前半と後半のコースの条件は変わります。そのため、前半と後半のペースの変化も比較しにくい。

それに対して周回は毎回同じです。例えば2km周回x5であれば、1周目(1−2km)、2周目(3−4km)、3周目(5−6km)、4周目(7−8km)、5周目(9−10km)は、同じシーンが5回再現され、それらを純粋に比較できる。

例えば、序盤は良かったが中盤(3周目)に落ち最後の1周はなんとか盛り返せた。ということがわかり、次のトレーニングにも繋がりやすい。

◾️周回コースの距離・ペース・タイム設定のやり方:

地元のなじみのコースでも、正確な距離や理想のタイム設定は意外としらないものです。事前に以下をすることで、簡単にわかります。

1)周回コースの距離を測る(Garmin等で1周走る)
2)1周あたりの走行時間(目標ペースから逆算)をランナー電卓(アプリ)で計算
https://apps.apple.com/jp/app/ランナー電卓/id420241404
例えば「1周2.85kmで目標5分ペースだったら、1周の目標タイムは14分15秒」こんな計算がランナー電卓できます。

◾️周回コース+手動ラップ
いつものジョグの時にはペースを気にしないので、ラップを取らずに走ってます。

一方でポイント練習の時、特にペース走の時は、ペース維持・管理が最重要になります。その時はオートラップ(距離)にはせず、あえて手動ラップで計測しています。

周回コース+手動ラップをすることで、一定のペースが維持しやすく、ペース感覚もより体感ができるように思います

手動ラップは自分でボタンを明示的に押す、というアクションもあり、その数字が明確に記憶に残り、ペース意識もより強くすりこまれるような気がします。

場所と儀式と工夫

書いてみて思いましたが、コースを分ける、儀式を取り入れる、といのは在宅勤務にも似てますね。いつもと違う部屋で、違う服装で、自宅で仕事をする、という。会社(陸上トラックや練習会)ではなくとも、いかに気持ちを自宅(地元コース)でも、高めて頑張れるか。色々工夫すればそれも意外とできると、思いました。

どう練習したら効率的か、気持ちが乗るだろうか、長続きするだろうか。
こんなことを考えて実際に試して、新しいやり方を発見できるのも、ランニングの魅力の一つだおもいます。これは、仕事や人生そのものも、一緒ですね。

ご参考になれば幸いです。

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