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体調を確認するために走る

”今朝は体が重い、昨日はあんなによく走れたのに...”

走っている方は実感していると思いますが、日によってランニングの調子は大きく変わります。

最初の50メートルくらいでわかりますよね、「あれ、今日おかしいな」と。

私の場合は、いつものジョグでも、体調の高低によって、1kmあたり1−2分くらいペースが変わります。たとえば、ある日は5分/kmで気持ちよく走れたとしても、その次の日は同じ距離でも7分/kmがやっと、という具合です。

以前は「A:疲れてるから走れないんだ」とざっくり思っていたのですが、最近は少し考えが変わりました。今は「B:走ると体調や状態が良く分かる」と思っています。

言い方の違いだけに聞こえるかもしれませんが、実際の考え方と伴う行動は結構違います。

A:「疲れているから走れない」→走る、が主役→回復しなきゃ→とりあえず休む

B:「走ると体調や状態が良く分かる」→体調・状態が主役→体調を改善させなきゃ→生活の中の原因幅広く考え改善する

普段の日常生活では気づかないような不調が、走りだすと顕在化します。

自分の体が「日常生活の範囲なら黙っているけど、運動するならこの不具合直してからにしてよ」と言っているようです。

普段は気づかないのような不調や問題に気づくという意味で、走ることは体調のセルフチェックでもあると思います。

走り始めて「あれ、今日おかしいな」と思ったら、そのままにせず「なんでだろう?」とその原因に想いを馳せましょう。あなたならではの原因がいくつか思いつくはずです。

私の場合はこのパターンが多いです。

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(原因:状況
→改善)

寝不足:前夜の睡眠が7時間未満
→今夜は長めに眠る

食べ過ぎ:前日食べ過ぎ
→今日は控えめに

飲酒:前日に飲んだ(元々酒弱い)
→しばらく飲まない

頭使いすぎ:前日の会議7件
→今日はできるだけ自分の時間を確保

便秘:N日便秘
→頑張る

身体疲労:N日連続で走っている
→明日は走らず休む

身体疲労:昨日のランでペース・距離ともに頑張りすぎた
→今日はゆっくりランにする

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このように想定される原因は、ランニングそのもの以外にも、多岐に渡ります。

日常生活の中でのいろんなものが濃縮されて「ランニング時の感覚」に抽出されてくる感じです。

日常生活ではまだ影響無いそれらが、走ることで「先行して」見えてきます。

「このままにしてておくと、日常生活もこの先キツくなるかもよ」と体が教えてくれてるかのように。

なので、ランニング中に不調を感じた時は、少し幅広めに原因を考えてみて、早めに手を打ちましょう。

それは結局、日常の生活自体をよりよくしていくことにもつながってくれると思います。

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