中頓別 黄金湯

道北の小さな町「中頓別町」にある銭湯です。 運営を行っているのは「中頓別をあっためる会…

中頓別 黄金湯

道北の小さな町「中頓別町」にある銭湯です。 運営を行っているのは「中頓別をあっためる会」という住民団体。町のみんなの力を借りながら、銭湯を拠点に、訪れた人たちの体も心もほっとあったかくなるようなまちづくりを目指して活動しています。

最近の記事

新・黄金湯通信最新号 2023年11月号

11月のお知らせです♪ 今月号の裏面(2ページ目)は、おひさしぶりの「トントンニュース」。 黄金湯横の地域食堂「コミレス・かふぇ・トントン」が、この11月末日をもって閉店されることになりました。 黄金湯の前経営者である渡辺由起子さんが、2014年に始めたコミレス・かふぇ・トントン。 町内外のワンデイシェフのみなさんの多彩な料理や、山菜やヤマメなど中頓別の旬の味を楽しめる「地域の台所」として、そして、そこに集う人たちを緩やかにあったかくつなげてくれる「地域のお茶の間」と

    • NHKの「ローカルフレンズ滞在記」で、黄金湯を取り上げていただきました!

      みなさん、NHKの「ローカルフレンズ滞在記」という番組をご存知ですか? この番組は、地域にディープな人脈を持つ「ローカルフレンズ」のもとにディレクターが1か月滞在し、地域の宝を見つける番組。 7月の舞台は中頓別町でした。 ローカルフレンズは、地域おこし協力隊の任期終了後、いまから約5年前、閉店することになっていた町の菓子店を継ぎ、「中野商店」を開業した中野巧都さん。 担当ディレクターの佐藤さんが1か月間、町に滞在し、中野さんと一緒に町を巡りながら、中頓別の魅力を探してくれま

      • 新・黄金湯通信バックナンバー

        2011年~2021年10月10日まで黄金湯を経営されていた渡辺由起子さんは、お風呂の再開当初から、『黄金湯通信』という手書きの通信を毎月発行されていました。 中頓別をあっためる会では、黄金湯通信を引き継ぎ、『新・黄金湯通信』を発行しています。 発行頻度は、毎月出したかと思えば、5カ月くらい出さないときもありと、いささか不安定ですが、黄金湯の様子や中頓別での出来事をお伝えできればと思って書いています(^^) 今後も随時、最新号を掲載していきますので、ご覧いただければ幸いです♪

        • みんなの願いが叶いますように。

          2023年7月30日(日) まちなかにある旧松田商店で、伝筆(つてふで)講師のこまりさんと一緒に、七夕飾り作りを行いました! 「伝筆(つてふで)」とは、誰でもユニークであたたかい文字を書けるようになるコツを集めた筆文字のこと。 講師のこまりさんに筆文字のコツを教えてもらいながら、みなさん想い想いの願い事や夢を書いていってくれました(^^) 30日の七夕飾り作りワークショップのあとは、8月7日の七夕まで、黄金湯玄関に柳の木を設置。 お風呂のお客さんや黄金湯に遊びに来た方が書

        新・黄金湯通信最新号 2023年11月号

          黄金湯の物語:2021~現在

          みんなでお風呂を沸かしてみる! 渡辺由起子さんが黄金湯経営を辞める=黄金湯がなくなってしまう。 黄金湯が、人と人とをつなぐ地域の交流拠点としての「黄金湯」になってきたのは、その中心に渡辺さんがいたからこそ。 みんなそれがわかっていたから、「渡辺さんが辞めたら、黄金湯はなくなる。それは仕方ないのかな・・・」と思っていました。 だけど、だからこそ、渡辺さんと周りのみんなによって育てられてきた黄金湯を残したい。 自宅にお風呂がない人もいる、家にお風呂があっても洗うのが大変で、家

          黄金湯の物語:2021~現在

          黄金湯の物語:2006~2021

          「黄金湯」と保健師・渡辺由起子さんの出会い 2008年から売却・賃貸に出されていた「黄金湯」。 そこに目を付けた、ある女性がいました。 保健師として海外や道内で活動してきた、渡辺由起子さんです。 「障がいのある人が普通に地域で暮らせる社会をつくりたい」 「施設や病院とは違うところで支援がしたい…」 「子育て、お年寄り、障がい、と分断するのではなく、いろんな人たちが関わり合える多機能な場、何かに困っている人が専門の相談機関に行き着く前に、誰かに相談できる場が、地域社会には必

          黄金湯の物語:2006~2021

          黄金湯の物語:~2006

          長い煙突を目指していけば・・・ 北海道の中でも特に北のほう、宗谷管内の内陸に位置する小さな町「中頓別町(なかとんべつちょう)」。 その町の中心市街地に「黄金湯」はあります。 長い煙突からモクモクと漂う白い煙が目印です。 この黄金湯、実は幾度もの廃業の危機を乗り越えてきました。 時は遡ること、昭和30年代。 当時、中頓別町には個人経営の銭湯がありました。 町民の坂井トシオさん(仮名)は、昭和30年代後半にこの銭湯「松の湯」の経営を引き継ぎ、銭湯以外の仕事も掛け持ちしながら

          黄金湯の物語:~2006