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自分の中の「傷ついた子供時代の自分」と向き合うことにした

私は、お金を受け取るのがとても怖い。

人から、「え?そんなに?」ってビックリされるほど、怖い。

おごられるのも苦手だし、何か買ってあげると言われても、「いや、自分で買います・・・」と言ってしまうくらい、お金に関することには頑なになってしまう。

昔は、長女だからかな?とか、母に「おごったりおごられたりはやめてね(トラブルの元だから)」と言われていたからかと思っていたが、どうやらそうじゃないらしいとここ数年で気づいた。

そもそもの原因は、小学生~高校生くらいまで、父から否定の言葉をかけられ続けたことだった。

※ここからは、過去の私のトラウマについて記載しています。
暴力表現はありませんが、読んでいて心地の良いものではないので、しんどいと思った方はすぐにブラウザバックしてくださいね





今はずいぶん穏やかになった父だけど、昔はお酒を飲んでは暴言を吐く、ものに当たる、キレ出したら1時間以上は誰にも止められない、そんなことが日常的にあった。

私や妹は、そんな父が怖くて、いつも母にばかり話しかけていた。

大人になった今なら、毎日一生懸命家族のために働いているのに、娘二人ともになつかれず避けられていたら、そりゃあいい気分はしないし、お酒も飲みたくなる、と理解ができるが、当時はまだ小学生。

そんなことまで考えは及ばず、ただただ怖い、それだけだった。

父は、何もなくてもささいな私や妹の言動に怒りだすこともあったが、確実に怒り出すのは、私たちが「何かほしい」と頼んだときだった。

もちろん、ほしいものが出来ると、最初は母にねだった。

だが、母はいつも「お父さんに聞きなさい」と言った。

しかたなく父に切り出すと、決まって「お前はいつもものかお金がほしいときにしか話しかけてこない」とキレ出して、そこから関係ないことまで持ち出して、人格否定のような怒られ方をした。

具体的に何を言われたかはもう覚えていないのだけど、ただ人格否定をされた、という記憶だけ残った。

そこから私は、
「お金をほしいと思うのは悪いことなんだ」
「信用されていないからこんなに怒られるんだ(だから人からは絶対に信用されなければならない)」
「人を怒らせるとこんなに怖い思いをするんだ(じゃあ絶対に人を怒らせてはいけない)」
「人から理解される行動をとらねばならない」
「頑張ったり、役割を果たしていれば人から認められる(=頑張ってない自分や役割を果たしていない自分には価値がない)」
・・・など、たくさんの思い込みを持ってしまった。

ここで、冒頭のお金を受け取るのが怖い、という話に戻る。

お金に対して異様な恐怖心をもってしまったので、頑張っていないのにお金を受け取ると、何か恐ろしいことが起こるんじゃないか、というあまりにも漠然とした、でも自分ではコントロールできない恐怖心に襲われた。

バイトや会社員としての給料は、「頑張っているから」という理由で抵抗なく受け取れていたが、個人で仕事をして、「頑張らずに」お金を受け取ることは、自分の中では絶対悪だった。

でも、私は会社員に戻るのも、バイトをずっと続けていくのも嫌だ。
いつかは自分のやりたいことで生活できるようになりたい。

そのためには、ちゃんと過去と向き合って、思い込みを解消する必要がある、と感じた。

子どものころの出来事や、受けた言動に傷つき、そのトラウマが大人になっても悪影響を及ぼす人のことをアダルトチルドレン(AC)というらしい。

私は、そのアダルトチルドレンに含まれていて、それを克服するのがよさそうだとわかった。

じゃあ、それを専門にしている人の何かサービスを受けよう、と思って色々調べた。

講座やカウンセリングなど、たくさん種類があって、対面かオンラインか、などどう選べばいいかわからなくなった。

結局私は、「AC克服カウンセリング」とうたったカウンセリングを受けることにした。
決め手は、カウンセラーさんが全員元ACで、それを克服して今カウンセリングをされていること。
家族の話題ってすごく価値観が現れることだから、「家族なんだから」とか「親がかわいそうだよ」とか言われたら私はすぐに心を閉ざしかねない。
友達だったら、価値観が違うんだなで流せるけど、プロのカウンセラーさんに言われてしまったら自分が悪いと言われているような気持ちになってしまう。

そうやって決めたカウンセリングの初回が今日だった。
結果的に、本当に受けて良かったし、今後しっかり向き合っていくために全7回の継続カウンセリングを受けることになった。
期間は3.5か月。
カウンセリングでの気づきや学びもたくさんあって、文章に書き起こしたいのだけど、あまりに膨大な量になってしまうので、次回以降に改めようと思う。



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