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#29 日本の働き方~GDPドイツに抜かれ4位へ~

皆さん、おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
複業社労士地方公務員のNAKASHIMAです。今回は「日本の働き方~GDPドイツに抜かれ4位に」についてわたくしの偏見ありきの記事です。

はじめに

 日本の労働生産性が低いのって皆さん知っていますか?
多分・おそらく知識として知っていなくても、そういわれたら、「日本の労働生産性が低い」ということに納得される人は多いかと思います。(私見ですが・・)

 実際に低いです。仕事への熱意を示すエンゲージメントが先進国の中では一番低いというのも事実です。

こういった内容は、私が実践している「モチベ向上研修(かるたDEキャリア)」でも言及していますし、これらの日本の悪い点を身近な職場レベルで向上させていきたいなという思いで取り組んでいます。

そういった中、下記動画に出会いました。

日本のGDPドイツに抜かれ世界4位へ

 昭和生まれの自分にとっては、GDPはずっとアメリカについて2位の時代が長かったため、中国に抜かれ現在は3位であることも少なからず納得できていない自分ですが、なんと4位になったそうです。
 ここら辺は、日本が2位だった時代を知らない世代の人にとっては、ジェネレーションギャップになりそうですが・・

以下、動画内の番組での内容

GDPとは:国内総生産、その国の経済規模を表す指標

・1968年、高度成長期に日本は当時西ドイツを抜き、世界2位に。
・2010年中国に抜かれ、世界3位に。
・2023年ドイツに抜かれ、世界4位に。
・3年後にはインドに抜かれ、世界5位か?
 名目GDP2023年ランキング
 1位アメリカ 26兆9500億ドル
 2位中国   17兆7000億ドル
 3位ドイツ   4兆4561億ドル
 4位日本    4兆2106億ドル
 5位インド   3兆7320億ドル
GDPはあくまで、国の経済規模。国の豊かさや個人の裕福さを示すものではない。

街の人の声

・国内総生産なので、労働人口が減少している以上仕方がない。
・日本が世界3位であること自体知らなかった。
・(4位でも)意外と高い
・1位、2位のアメリカ・中国は人口が多い、1億人の日本は頑張っている

ドイツに抜かれた要因

・円安の影響、GDPがドル換算のため目減りした

円安の影響

・外国人観光客からするととてもお得感が。
・日本の家計は圧迫。

日本とドイツの比較

          ドイツ       日本
人口        8,400万人    1億2,400万人
平均賃金      58,900ドル    41,500ドル
ビックマック指数  800円       480円
※ビックマック指数:物価の水準を表す指標
名目賃金の伸び率
1991年からの約30年間で、日本は1.1倍、ドイツは2.1倍。
ドイツは労働者が強い
日本は会社が強い
ドイツは8時間労働、時間外労働はしない
日本は、長時間労働が当たり前
ドイツは利益は労働者に還元し、会社の内部留保は少ない
日本は人件費をコストカットの対象とした結果、非正規雇用が常態化し、会社の内部留保が多い。

日本は給料が少ないから、消費にも回すことができなくなり、GDPの落ち込みにつながった。

ドイツの働き方

・ドイツ人は休むために働く感覚。
・「閉店法」日曜日は営業しない(レストラン以外)。仕事の連絡もしな 
 い。

・有給休暇のほかに病気休暇もあるため、有給休暇の取得がしやすい。長期 
 休暇も。
・休み大好き。メリハリができている。
ドイツの働き方を日本でするためには、ジョブ型雇用の採用や、長期雇用の見直しなど国ぐるみで働き方、雇用制度そのものを変えていく必要がある。

GDP3位のドイツ目線。

・あんまり実感はない。ドイツ国内の物価が高い。マイナス成長。
・ドイツは長年、インフラに投資をしてこなかった。
・海外の企業がドイツ国内に拠点を設けなくなった。
・どちらかというとマイナスはイメージが強い

日本への期待、日本の良いところ

・リスクリング、女性活躍を推進しよう
・調和重視の働き方は良いけど・・
・無駄な会議なくそう

日本は労働生産性が圧倒的に低い!

上の世代は、GDP世界2位というのは大きな誇りとしている人は多い。
その人たちにとって「誇り」を再定義するというのはとても難しい。

日本が誇る、テクノロジーなどを最大限生かして、労働生産性を上げられるようになれば・・


思ったこと

2位中国との差

 私が物心ついたころはずっと日本のGDPは世界2位でした。社会人になってしばらくして、中国に抜かれ世界3位になった。そんな世代の私なんですが、改めて見ると2位の中国との差が大きいなと思いました。2位の中国が17兆ドル、3位4位のドイツ、日本が4兆ドルの規模感。こんなに差が開いたんだなあと思ってしまいます。

©NAKASHIMA

3位ドイツについて

 ドイツすげえ!と思いました。日本がここ30年で名目賃金が1.1倍とほぼ変わってないのに対し、ドイツは2.1倍。めちゃくちゃ給料上がってるやん!
 きちんと労働者に還元するドイツは給料があがり、会社がすべての日本は上がらない。この対比面白いですね。ドイツ視点での課題みたいなのもあるみたいなので一概には言えないですし、今の日本の働き方があったからこそ、過去世界2位のGDPに君臨したのも事実です。
 ただ、日曜日に営業してはいけない「閉店法」などは、今の日本の働き方では考えられない制度は、びっくりしました。
 効率的に仕事をするために「オンとオフ」をしっかりと切り替えることは絶対に必要なことだと思いました。

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4位は当然の結果

 遅かれ早かれ、日本のGDPが4位になったのは、当然の結果だとも思いました。日本の労働人口は減少の一途で、もともと、一人当たりの労働生産力が低い、ワークエンゲージメントが低い、熱意ある社員はが少ないということから。

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一人ひとりの意識を変えることから

 ドイツとの比較しかわからないですが、これからの働き方は、日本の古き良き働き方は通用しないなと率直に感じます。メリハリがないと、仕事の効率性が上がらないから。人口減少する以上、一人当たりの労働生産性を上げるしかありません。
 一人一人がこれまでの意識を変えていくこと。

私は宣言します。
有給休暇は100%消化します!
時間外労働はしません。したとしてもサービス残業は絶対にしません!

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私ができること

 私は、複業社労士公務員として、ボランティアで労務相談や研修講師をしています。
 労務相談では、学童事業所の支援員さんのお話を聞いたりしますが、年次有給休暇ってなに?休憩ってなに?といったまだまだ、日本にもともとある制度すら浸透していないところもあります。
 また、研修では、私自身のやりがいやモチベを上げるべく、参加者のやりがいモチベを上げるための「かるた DE キャリア」を実践していますし、これからもこういた活動は絶対に、これからの日本には必要であると確信します。

 労務相談、研修講師、これからも頑張る~日本のために~

©NAKASHIMA

まとめ

 皆さんいかがでしたでしょうか?
日本のGDPが世界4位になったこと。どう思います?
4位であること自体は、結果なのでそれだけなんですけど、3位ドイツと4位日本を少し比較しただけでも、違いがあって面白いです。また、その違いをしっかりと分析して対策しないと、これからももっと下がっていきそうですね。GDPなんで=その国の豊さではないですし、個々人でもまたしかり。 
 最後は、勝手ながら、自分の実践している活動に無理やり繋げましたが、これからは一人ひとりの意識を変えて行動していくことも大事なんだと思いました。

©NAKASHIMA





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