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キャリアを多角的に考えるーキャリアのカタリバの将来性

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部1年の中野です。今回は、これまでに全2回参加させて頂いている「キャリアのカタリバ」に関して私の考えをまとめようと思います。

キャリアのカタリバが生んだもの

 これまで全2回行われたこの「キャリアのカタリバ」では、本当に多くの学びを得ることができました。良きインプットにより、このコロナ禍で「コロナのせいで何もできなかった」という事態を打破し、学びにつなげることができました。良きインプットから生まれたアウトプットがまた新たな人のインプットを生む。オンライン環境であるからこそ、全国と綱あることが可能になり、様々なところからインプットを貰えるという環境になったと思います。

キャリアのカタリバの将来性

 「キャリアを考える」という趣旨の授業は多くの大学で取り入れられつつあります。学部として文部科学省に認定され、高等教育に位置するのは現在、法政大学キャリアデザイン学部にしかありませんが、教養科目など様々な形で取り入れられています。Twitterでキャリアデザインと検索すると、法政大学ではない他大学の学生がキャリアデザイン学の授業の投稿をしているのを見かけます。特に、このコロナ禍で、組織以上に個人として何ができるのかという点において更に個人がよりフォーカスされるようになってきました

 日本において、ようやくキャリア論が発展しており、またキャリアコンサルタントも国家資格となり、職業としても認められつつある時代になってきています。そんな中で、「学生が学生の目線でキャリアについて考える」という場である「キャリアのカタリバ」をより広域にわたり広げていくことこそが今後のキャリア研究やキャリアデザイン学の発展に大きな影響を持つのではないでしょうか。

キャリアを多角的に考える

 さて、本題に入りたいと思います。「キャリアのカタリバ」の将来性をより発展させるためにはどのような取り組みが必要なのでしょう。これまで2回行われた「キャリアのカタリバ」のテーマはどちらもビジネス分野に関わるもの、つまり”働く”という点においてキャリアを考えるというものが多く取り上げられました。ただ、キャリアはそれだけでしょうか。

 私たちの「生きる」という過程には、「学ぶ・働く・暮らす」という大まかに3つの側面があり、それらが互いに関係を持ち合い、影響し合う中で私たちはキャリアを歩んでいます。つまり、これから「キャリアのカタリバ」を発展させていく上で重要になることは「キャリアを多角的に考える」ためのテーマ設定ではないかと考えています。

 毎週木曜日15:00からキャリアデザイン学部2年生が必修で選択し受講するキャリア体験に参加しています。前回の内容はHealth&Rights代表取締役の吉川雄司さんをお招きし、「性」に関するセッションをして頂きました。結婚・出産・育児というライフイベントに関する知識を持つことでライフプランは大きく変わる可能性があります。我々は「性教育」といえば、避妊の方法や妊娠の仕組み、男性女性のからだの作りの違いなどをイマージしがちですが、これはあくまで日本の教育制度上における「性」教育であって、元来の「性教育」ではジェンダーや人権に関するものも含まれ、世界基準では5歳からこれを行うべきであると考えられています

 こうしたライフ分野、つまり「暮らし」に関する知識からもキャリアを考える必要があります。なぜなら、前述の通り、私たちの「生きる」という過程には、「学ぶ・働く・暮らす」という大まかに3つの側面があるからです。働くことがすべてではありません。仕事が充実してしたとしても、家庭が不安定であったら、幸福度はおそらく低下するでしょう。自身のキャリアを重視つしたものかつ幸福度の高いものにするためにもキャリアを多角的に考える必要があるのです。


 法政大学では、法政OB・OGによって創設された「自主マスコミ講座」があります。学生主体で動き、キャリアデザイン学部に限らず、より多くの学部生が、自身のキャリアについて考えられるような場を作ることがまた、他人のキャリアについても考える場になるのではないでしょうか。そして、支援のできる人材になることでよりよりキャリア形成が可能になるのではないでしょうか。

 現在は、法政大学キャリアデザイン学部の学部生の方のみと限定的ではありますが、今後はより多くの学生がキャリアを考える場として発展していくことを願います。今回はここまで!ありがとうございました!

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