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2019年 34冊目『働くことについての本当に大切なこと』

リクルートの先輩である古野 庸一さんの本です。

この本は「働く」について書かれています。

とてもためになります。

何十冊の「働く」に関する本、そして何十本の「働くに関する」論文を読んで、きちんと整合性を取って書かれた本です。

ですので、1冊で他の本や論文のエッセンスも学べるので、かなりお得です。

働く時間でも幸福を味合う事ができると、人生の満足度が高まります。

働くことを通じて、生き残ることと幸福になることの両立の仕方を学べる本でもあります。

古野さんご自身の体験も載っていて、話に深みを加えています。

※正直知りませんでした。

ドッグイヤーをつけた個所を載せておきます。

・漁師とビジネスマンの話。最近、漁師のような時間の使い方をしているのでよくわかります。

・モチベーションが上がる仕事の特性(ハックマンとオールダム)

1.技能多様性

2.仕事の完結性

3.仕事の有意義性

4.自律性

5.フィードバック

・過剰反応:環境に適応し過ぎて、期待と自分のギャップが大きくなりすぎて破綻する

・働くことで大事なのは、生き残ることと幸福になること

・悲観主義は気分で、楽観主義は意思。だらか幸福とはすべて意思と自己克服とによる。(アラン)

・楽観性は後天的に身につけられる(セリングマン)

・他者からの承認をもとめ、目の前の報酬に心が動く。それは脳内ホルモンの分泌量による。

・貧困は悲惨であるが、富を求めすぎても幸福にならない(アダム・スミス)

 相対所得仮説、順応仮説

・幸福の50%は遺伝、残りの10%は環境、40%は意図した行動(リュボミアスキー)

・幸福感を長続きさせること

家族や友人、感謝、未来を楽観的に考える、親切、現在に生きる、運動、目標や夢

他人と比較しない、人を許す、ストレスへの対処法がある

・仕事は煩わしく、ストレスだけれど、失業状態よりもマシ

・自分の弔辞を書く(どのようなエピソードとともに覚えて欲しいのか)

・自分に合う仕事の見つけ方

 自分を理解し、将来を構想し、仕事・会社・業界を理解し、明日やること 
 を決める(つまりアクションする)

・好業績者は、仕事を通じて実験を行っている

・幸福の6つの要素(リフ)

 1.自己受容

    2.他者との良い関係性

 3.自律性

 4.環境の制御 

    5.人生における目的

 6.人格的成長

・オーセンティック・リーダーシップ(本物、ありのまま)
→グループの信頼感は高まり、業績が高い

この本を読む際に1つだけ懸念があります。

古野さんの頭の良さを再認識し、自分の頭の悪さを痛感してしまうことです。

それを超えても、良い本です。

お薦めです。

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