2017年 76冊『働き方改革まるわかり』
ROBのAさんがFBで読んだ方が良いと書かれていたので購入。
働き方改革の中で企業への影響が大きい労働時間改革について書かれています。
著者の北岡大介さんが労基署出身の社労士さんなので、実態をよくご存知。
全体像を学ぶにはとても良い本だと思います。
仕事がら身近なテーマなので
働き方改革の背景(1章)、労働時間をどうみるか(2章)は、頭の整理に良かったです。
多様な労働時間制度と健康障害防止対策(3章)もなるほどなって感じです。
個人的には4章の働かせ方、働き方改革の進め方が良かったです。
上司の働かせ方改革の例として、営業現場が例に上がっています。
藤本篤志さんの「そんな営業部ではだめになる」を引用し
現場経験こそが営業マンを育ているという幻想の元、研修等を重視せず、失敗を繰り返す営業部の惨状を取り上げています。
営業改革の3本柱として①営業量の倍増②営業知識量の倍増③チームワーク量の倍増を掲げ、
営業マネジャーはプレイングを止め、本来のマネジメントをすべきだと指摘されています。
上司は仕事のやり方や時間配分を説明せず、移譲という美名のもとの放任や部下が仕事の仕方を勝手にする労働者主権の存在の不具合を書かれています。
わが意を得たりという思いです。
5章は紛争解決制度、6章は未来についての提言となっています。
このテーマに興味がある方は、一読されて損はないと思います。
Aさん素敵な本を紹介頂き、ありがとうございます。
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▼前回のブックレビューです。
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