2019年 62冊目『どん底営業部が常勝軍団になるまで』
私が取引させて頂いているコープさっぽろの通販事業部の立上げの話です。
コープさっぽろは、北海道全域で展開しています。
2000億円を超える年商で、北海道1位の食料品スーパーです。
かつては店舗が中心でしたが、現在では通販事業も大きな構成比を占めています。
この本は、その通販事業の立上げからの成功ストーリーの本です。
どこの企業でも新規事業に優秀な人材を異動させることはまれです。
同社もその例に洩れませんで。
50代以降の、さえない従業員が中心でした。
ですので、社内でもタイトルになった「どん底営業部」と称されていました。
大見理事長のリーダシップのもと、著者のコンサルティング力と現場の底力で300週連続目標達成という偉業を成し遂げるまでの組織に成長しました。
書いてあることが、凡事徹底で、やれるイメージがつきます。
著者の方が、実務かつ成果を出すことにコミットされているのが伝わってきます。
成功に近道はないけれど、基礎をきちんと作れば、常勝軍団ができるのがよくわかります。
知っている企業で、今、うまく行っていることの過去を知ることができ、とても参考になりました。
大きな問題はないのだけれど、なんかうまくいかない組織の改革という、案外難しいテーマに取組む際にとても参考になる本です。
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