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2023年 10冊目『お金の不安と恐れから自由になる』

リクルート時代の同僚の由佐美加子さんの本です。
本の説明として以下のような話が書かれています。
まさにそんな本でした。

「人生における悩みのトップ2は「お金」と「人間関係」だといっても過言ではないくらい、お金は現代を生きる人間にとって大きなテーマになっています。



インフレやエネルギーの高騰によってますます不安が増幅する今の社会。貯蓄や投資に関するたくさんのハウツー本や、ネットの情報でお金の増やし方が指南されていても、お金の悩みは解決されないどころか、ますます深刻化しているのではないでしょうか。

本書は数千人の不都合な現実に関わる中で、人間の無意識にある世界を構造化することで可視化し、気づきを通して現実の事象は自然に変化する、という手法「ザ・メンタルモデル」を開発した著者が、お金に関わる無意識の働きの扱い方について書き下ろしたものです。

何かを“する"ことでお金の悩みを解決するのではなく、自分の内側にある恐れや無自覚にある思い込みに“気づく"ことが現実に起こる体験を変える、という観点から自分のお金の扱い方を捉えたときに、見えてくるものとは...?

人の安心や幸せは、所有するお金の量で決まるのではなく、「受け取り」「与える」つながりの中にいることにどれだけ意識的になれるかにかかっている、という新しい意識への転換を問いかける一冊。」

「お金が欲しい」「お金がなくなったらどうしよう」という欲望や恐怖は、生存本能の「恐れ」から来ている。

ところが、これがこの漠然とした恐れの原因だとは、普段気づいていません。

そして、この状態では、お金はたくさんある方がいいし、貯めておく(ストック)が良いと考えがちになります。

この状態では、お金を使うと減るので、お金と何かは等価交換が基本になります。

そして、等価交換をしなければ、私か相手の価値の天秤がどちらかに傾いてしまい、ストックを毀損します。

このバランスを取るのってかなり難しいので、自分が損をしたか。させたかという状況で気が休まりません。

で、このストックの状態から脱却するにはフローの状態になることが重要です。

フローとは、息をするように、誰からから、何かから「受け取る(吸う)」。

そして、誰かに、何かに「与える(吐く)」ことを続けていくことです。

そして、最後は本当に欲しいものを「求める」ということなのです。

つまり、このフローの状態では、

「受け取る」

「与える」

「求める」

の順番で循環していくとあります。

まず、自分が、いろんなものを受け取っていることに気づく。

すると他人に与えられるようになる。

そして、本当に大事なものを求めるようになるという事です。

順番の最初が「受け取る」が特徴的ですよね

受け取るものは、お金に限りません。

私たちが生きていることそのものもそうです。

日々の感謝の中で、たくさんの受け取っている事に気づきます。

そして、これらが宇宙銀行の原理だとあります。

原理ですから、これをしてもうまくいかないことはあるけれど、これを外すと必ず失敗するのです。

この話って、お金は分かりやすい話ですが、それだけでは無いように思います。

色々なものを日々受け取っている。

これをきちんと自覚する事からフローが始まるのだなって再確認できます。

▼前回のブックレビューはこちら


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