役を知り 役に徹し 役を超えない 部下育成のコツ
〇〇さん、良い人なんだけど、リーダーにするには力不足かなぁ。
△△さん、能力はあるんだけど、リーダーにするには性格が。
誰かリーダーに適任の良い人いないかなぁ?
社長や経営幹部とお話ししていると、こんな言葉が聞こえてきます。
新事業のリーダーに誰を任せようか?
でも、部下が育ってないんだよなぁ。
仕事を任せる事が出来ない。
それを、リーダーシップの問題や性格の問題にしていませんか?
リーダーシップや性格よりも
大事なのは
『役割意識』
です。
この役は何を求めているのだろう?
そもそも、この場面でリーダーの役割とは何か?
まず、役を与える側が、ここをはっきりしておく必要があります。逆に言うと、役に求める事を決めて無いのに、この人はあーだ、こーだと言っても何も決まりません。
まずは、『この役に求める事を言語化』する事が大事ですね。
役を与える側は、この役割の基準と照らし合わせながら、部下に何を期待するか?を伝えていく事で、部下は何をすれば良いか分かり、育つようになります。
『役を知り 役に徹し 役を超えない』
この言葉は、経営者の勉強会である倫理法人会で学んだのですが、私の体験談をお話しします。
私は倫理法人会に入会して2年目に専任幹事というお役をいただきました。
専任幹事という役をいただいた時、私は専任幹事とは、みんなに指示する役だと思ってたんです。
みんなに指示するけど、思うように動いてくれない。良い会にしたいのに、思ったようにならない。
私は思うようにみんなが動いてくれなくて、何も進まないし、イライラしてました。
そんな日が続いてた時、この言葉に出会ったんですね。
『役を知り 役に徹し 役を超えない』
私は、専任幹事とはどんな役かよく分からないままやっていたので、どんな役か調べてみたんですね。
すると、書いてあったんです。
専任幹事とは、「会長の指示のもと、当該倫理法人会の活動方針を具現化する中心者である。」
すなわち
『会長の意向を他の幹事を巻き込んで実現させる』
というのが、自分の役割だったんだと。
そして、自分で振り返ってみたんですね、すると、『自分はこうしたほうが良いと思うからこうすれば良いと思うのに何でみんなやってくれないのか?』というような事をやってたんですね。
要は、役を超えてた
わけです。
これを、
①『会長はどうするのが良いと思われているのか?』会長と話し合う
②『そのために何をすれば良いのか?』みんなと話し合って実現させる
の順番に変えた事で、動き始めたんです。
会員が減り続けていた所に歯止めがかかったり、新しい入会者希望者が現れたり。
『自分に求められている役は何か?』
これを考えるようになって、仕事の成果も変わってきましたし、人間関係も改善しました。
『役を知り 役に徹し 役を超えない』
意識してみて下さいね。
私は、私の仕事を通じて、正しく頑張る人を増やし、赤字社員、赤字会社を撲滅、幸福度、収入共に世界ナンバーワンの街を作ります。
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