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読書離れは孤独を生む?

先日参加した20代限定の恋活パーティーにてちょっと気になったことがある。

それは若者の活字離れ、読書離れだ。

昔の趣味としてそこそこ王道だった「読書」という趣味。

今回わたしが参加した恋活パーティーでは20代の若者が多い。

そこでわたしは自己紹介の時「趣味は読書」と話した。

わたしの想像だと「どんな本を読んでいるのか?」など興味を持ってもらえると期待していた。

しかし、反応は悪く特に関心を持つ人もおらず、話は進まない。

「あれ、??」

わたしはちょっとびっくりした。

読書という趣味はもう若者の間ではだいぶ関心がないらしい。

関心すら持ってもらえないとは悲しい。

思い返してみれば周りの友人たちで本を読んで語れる人は昔は一定数いたが今はほんの一握りだ。

電車に乗れば本を読んでいる人はほぼいない。

書店はどんどん潰れて撤退していく。

「今の人は本を読まない」という話はよく耳にしていたが恋活パーティーにてそれを実感するとは。

今の若者は本読めないんじゃなかろうか?

それが悪いかどうかは別としてこれはわたしにとっては寂しい話だ。

わたしは今でも読書を愛している。

本を読まなければ今の自分は存在していない気がする。

学生時代は図書館に入り浸り、登下校は本を読みながら行った。

人生で読んだ本は多分3000冊はくだらない。

本とともに生きてきた。

それなのに本について同年代と語れない。

自分の好きなものについて語る仲間がいない。

これはとっても寂しい。

今の30代以上の人の中には「この間読んだ本が〇〇で××だったんだ」と話せる人はいる。

でも、20代の自分が本について語れる人はこの先減っていく一方だろう。

歳をとればそれは確実だ。

そのうち読書に関する話ができる人は・・・自分の周りからいなくなるんじゃないか。

となると、わたしは将来読書について語れない状況に陥る。

語りたいけど、周りに話のあう人がいない。

孤独だ。

いや、すでに恋活パーティーでわたしは孤独だった。

周りは流行りのアニメ、漫画、ゲームの話ばかり・・・。

わたしにはちっともわからない。

自分が浮いていることにすぐ気づく。

「ああ、読書文化を共に味わえる同年代はもういないのか?」

そのことに気づくと泣きたくなる。

読書という趣味は少数派になりつつある。

読書という共通の趣味を持つ人がいなくなれば自然と関わり合いもなくなる。

将来、孤独になっていく自分が見えそうで怖い。

どうにか、読書文化が再興されないか切に願う。

それが叶わないなら、わたしは読書に対する思いをどこにぶつければいいのか?

誰か、教えてくれ。


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