「フードトラックHOPEHOPE代表 ヨギ・笠井亮吾」
一日があっという間に過ぎるのは、
しあわせなことだと思う。
【名鉄自動車専門学校】ポスター
コピーライター石本香緒里(博報堂)
今まで座右の銘を聞かれると「Out of comfort zone(冒険)」と答えていた。自分にとって居心地の良い安心・安全領域から飛び出し、新しいことに挑んで学び成長することが冒険だから。
ところが、あまりにOutなことばかり続いた、波乱万丈な激レア人生を歩む中、いつしか「Peace of mind(やすらぎ)」を求めている自分がいた。
そんな「Peace of mind(やすらぎ)」なイメージの友人、りょーご。
いつ会っても穏やかに感じるのは、彼がヨガインストラクターだからだと思う。
そして、フードトラックで世界一旨い「豆腐バーガー」を移動販売している
行動力も備わっている。店を持たずに、自ら動いていくのが、りょーごらしい。
誰もが大変な状況下の今、リョーゴは2カ月、京都の実家で、今後のことをじっくり自分と向き合って考えながら、母ちゃんの手料理食べて、父ちゃんとビールを酌み交わしているという。両親の気持ちがよくわかる。嬉しいだろうなー。
オヤジとはいろいろあって、晩年ビールを酌み交わすこともなかった。俺ができなかったことをしていて、きちんと親孝行している、りょーごが実に羨ましい。
何度もコラボトークをしてきたが、いつもファシリテーターの役割を担う彼。今回のvoicyラジオ対談も、りょーごに質問を受けるカタチになった。
リョーゴも、よく受ける質問らしいが、
「運命のパートナーとは、どうやったら出逢えますか?」
ポロっと出た自分の言葉にハッとした・・・聴いてほしい。
俺は23歳「できちゃった婚」で死産が原因で1年も満たないで離婚、ほぼ同時期に親も妹も離婚で一家離散。
32歳 一目惚れして2年間の片思いの末、再婚した妻は拒食症だった。
一緒に治そうと22年病気と闘った妻と4年前に死別。でも拒食症にもかかわらず不妊治療の末、奇跡的に娘を2人授かった。
57歳 再々婚相手は、2年間ボランティアスタッフをやってくれた美香。
まさかの「授かり婚」で念願の息子。
俺の人生って、20代で一家離散してから、ずっと、「家族」が最も大きなテーマだったことに、改めて気づかされた。
58歳の今、ようやく俺が思う「理想の家族のカタチ」に近づいているのを感じている。リョーゴとのvoicyラジオ対談で、より「今の幸福感」が腑に落ちたのだ。ありがとう、リョーゴ。
年末しか会わないとすると、
両親に会えるのは
あと何回なんだろう。
戻ってくるなよ。
会いには来いよ。
父が言った。
もし同級生だったら、
父と親友に
なれたんだろうか。
ありがとうって言える日まで、
元気でいてくれて、
ありがとう。
【想うた/JT】ポスター コピーライター岩田純平(電通)
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