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好きだからやる仕事。

皆さん、こんにちは。中村です。
台風が近付いているようですね。台風経路にお住まいの方は どうか備えを万全に。備えあれば憂いなしです。

さて、今日は「好きだからやる仕事」というテーマで書いていこうと思います。もしお時間がありましたら、どうぞお付き合いください。

私たちにとって”仕事”とは

私たちにとって「仕事」は、生活していくためにどうしても必要になっていきます。仕事を通じて収入を得て生活し、そして社会を学ぶのです。

もちろん「仕事」にはいろんな種類があります。
労働することだけでなく、投資だって広い意味で言えば仕事です。
それをすることによって生活の基盤を生成する。
それら全体を私は「仕事」だとして捉えているのです。

仮に仕事を 「しなくてはならないもの」として捉えた場合に、
どうせやるなら「楽しい方がいいな」とか「好きなことに携わりたいな」などと思うこともありますよね。
また「得意なこと」を仕事にしたいと思ったり、今は得意ではないけど「得意になりたいな」と思って挑戦することもあるでしょう。

どちらにしても、私たちにとって仕事とは「するかしないか」ではなく、
「何を仕事にするか」「どこで仕事をするか」ということであり、
ライフスタイルも含めた”選択”だということなのかもしれませんね。

「好きなこと」を仕事にするのか、
その仕事を「好きになる」のか。

・「好きなこと」を仕事にする。
・   その仕事を「好き」になる。

一見同じような意味に見えるこの2つの言葉。
実は意味もアプローチもまったく違います。

例えば、製造工場で働いていて、趣味のドローンがプロ級の腕前のAさん。
そのAさんが「好きなこと=ドローン操作」を仕事にするのか、
製造工場の仕事を「好きになろうとする」のか。という違いです。

一般的には「好きなことを仕事にできる人は少ない」だろうから、
今やっている(または勤めている会社)仕事を「好きになろう」と考える人の方が多いのだと思います。あ、これは私個人の印象です。
もしかしたら副業や独立が容易な今の時代であれば 少し違うのかもしれません。

今やっている仕事を「好きになる」。または「好きになろうとする」。
それはそれで私の中に「こうすれば、こう考えればいい」というものがあるのですが、今日のテーマは「好きだからやる仕事」なのでちょっとそっちから離れますね。

好きなことを仕事にする」。
これはその仕事を始めるところまでの表現ですね。
これは簡単です。なればいいのですから。なるのは簡単なのですね。
デザインが好きな人がデザイン会社に就職したり、就職できなくてもフリーのデザイナーとしてデビューしちゃえば「なれる」のですからね。
要は「なるか、ならないか」という判断の話しなのですね。

好きだからやる仕事」。     ←この記事のテーマ
この言葉には「強めの意思」が含まれていることに気付きますか?
情熱というか、”この仕事で食っていくぞ感” があるように私には思えるのです。「好きだから」の「だから」の部分に、その好きなことを仕事にしたいという意思を感じるのかもしれません。
言葉遊びのように思えるかもしれませんが、この「情熱」が実は大切になってくるのですね。

「好き」を仕事にするから「情熱」が溢れ出す。

「好き」という感情には「どうにかしたい」という情熱が自然発生します。
恋愛でもそうですし、それを仕事にしたいと思うなら、そこには「どうにかしたい感情」が生まれるのはごく自然なことです。

そしてこと仕事に関して言えば、その「情熱」はとても重要な意味を持ちます。言い換えれば、その「情熱」がそれを可能にするパワーの源なのです。

情熱を「パッション」と表現することがありますね。
パッションとはラテン語から生まれた言葉なのですが、実は語源のラテン語においては「苦しみや我慢」という意味を持ちます。

この語源の意味を使わせてもらうとすれば、
私がいう「情熱を持つ」ということは、
それを手に入れるまでの「苦労や我慢」は なんでもないと感じとれるかどうか。だと思うのです。
私自身も実際にそういう経験をしたことがあります。「情熱」とはそういうものだし、「好きを仕事にする」とはそういう感情を持てるかどうかに掛かっている気がするのです。

1年のうち364日、
バッティングセンターで打ち込みした少年。

小学生の頃から中学卒業まで、何年も続けて 雨の日も風の日も、
1年364日(元旦はセンターが休業なので)バッティングセンターに通った少年がいます。
もうおわかりでしょう。かのイチロー少年です。

彼は私と同じ愛知県出身。彼の同級生の中にも私の友達がいますし、私の彼からイチロー選手の少年時代の話しはよく聞きました。

彼は「プロ野球選手になる」と自分で決めたと後にインタビューで言っています。親の助言もあったでしょうが、彼が自分自身で決めた「好きだからなりたい仕事」だったのでしょう。

ただ彼の同級生によると、PTAではちょっと話題だったそうです。
毎日毎日、何年もバッティングセンターに行く子供。しかも塾が終わってからだから夜8時過ぎくらいに行っていたそうですから、それは話題になるでしょう。

PTA(つまり同級生の親)は、まるで巨人の星の星一徹のようなスパルタ教育を想像していたようで「イチロー君、かわいそうね」という目で見られ、時には直接そう言ってくるPTAや教師もいたといいます。

私の友人がそれをイチロー少年に聞くと、イチロー少年はケロッとした表情でこう言ったそうです(※ここからは記憶をもとに文章を作ります)

「確かに大変だしエラい(身体がキツいという意)けど、プロになるためだから何も苦しくないし嫌じゃない。もっとやらなきゃ」と。

好きだからやる仕事。の本質

情熱があるかないか。そこが「好き」を仕事にできるかどうかの境界線だと思います。
もしあなたにその「情熱」があるならば、すぐにでも今の仕事を辞めて「好き」を仕事にしてほしい。そんなロマンのあるビジネスができる人になってほしい。

そして自分にその「情熱」があるのかないのか。
それを測るための自分への質問は
「ただ好きなだけでなく、喜んで苦労を受け入れられるかどうか」。

「そんな情熱はないよ」と思うのなら、今やっている仕事を好きになれるように努力すればいい。または自分ができる仕事で今の生活をつくっていけばいい。それは全然恥ずかしいことではないし、むしろそう考えている人の方がマジョリティーだと思う。

人には「好き」と直感的に感じる瞬間がある。
そしてそれを長い間続けていきたいと思う。
それが仕事であるなら、その仕事に就きたいと思うし、
その仕事を極めたいとも思う。

そのために、それを実現させるために そりゃあ苦労はあるでしょう。
そのために、それを実現させるために そりゃあ苦難は来るでしょう。

でもそんな時にイチロー少年のように
確かに大変だけど、この仕事を続けるためには受け入れられるよ」と、
もし思える「好き」があるなら、

あなたには「好きだからこそ、挑戦できる仕事」があるのだと、
私はそう思います。

それでは今日はこのへんで。
またnoteかtwitterでお会いしましょう。

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