「幸せ」を感じる脳内物質の話。

精神科医である樺沢 紫苑氏によると、「幸せ」を感じる脳内物質は、3種類あるらしい。
「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」の3つ。
まず、「セロトニン」から。
これは、「やすらぎ」的な幸せらしい。
天気の良い日に散歩してて感じる穏やかな幸福感。
なるほど。
確かに、美しい夕日とか雄大な景色を見て「やすらぎ」を感じる時ってありますよね。

続いて、「オキシトシン」。
これは、「つながり」的な幸せだと。
家族や仲の良い友だちと一緒にいる時に感じる幸福感。
ほほう。
1つ目とつなげると、美しい景色を誰と見るかによって幸福感って変化することになるね。
2つが重なれば、ダブルで幸福になっちゃうわけだ。

そして最後の「ドーパミン」。
これは、「成功」的幸せ。良く聞きますよね。このドーパミン。
目標を達成した時に感じる幸福感らしい。
ワクワクドキドキした興奮を伴う幸福感でしょうかね。

さて、皆さま如何でしょうか。
色んな場面が想像できたかもしれませんけど、「成功」以外にも「幸福感」を得ることができるって思えば、気持ちに「余裕」が生まれるかもしれません。

この話、以前書いた「自律神経」にも関係ありそうですね。
「交感神経」と「副交感神経」の話。
交感神経がアクセルでやる気がみなぎる感じで、副交感神経がブレーキでリラックス状態。
だから「交感神経」は「ドーパミン」と結合するんですかね。
そして、「副交感神経」は「セロトニン」なのか。

あと、この話にストレスを重ねると、どんな感じになりますかね。
「交感神経」優位が続きすぎると「ストレス」になるのかなぁ。
「副交感神経」優位にして、リラックスして「ストレス」を解消すると。そんな関係でしょうか。

っとなると、「人間関係」って、実に複雑で、ちょうど中間に位置してることになるかな。
好きな人と一緒にいると、「オキシトシン」が分泌されて幸せで充足した気持ちになる。
でも、嫌いな人とムリに(その人に合わせて)一緒にいると、「ストレス」しかないと。

いやぁ、一緒にいる相手によって、これほどまで変化しちゃうわけですね。
ってことは、そもそも嫌いな人とムリして一緒にいなければ良いってことになるけど、同じ職場だったらどうでしょう。特に嫌いな上司だと大変でしょうね。

相手との適切な「距離感」ってあるかもしれませんね。
好きな人なら何も考える必要もないでしょうけど、苦手な人や嫌いな人は適切な距離ってあるかもしれません。仕事上の報告とか連絡とか相談は当然しますけど、それ以上でも以下でもない距離感。そんな感じでしょうか。

そう言えば、以前、『サザエさん』一家の話を書きました。「煩わしさ」から脱却して、「自由」を手に入れた現代人は、お一人様(一人世帯)が最も多くなり、果たして幸せになったのか?って話です。
こんな話も、「人間関係」に直結してるし、「幸福」と「ストレス」の間にある一例かもしれません。

はい。今日ご紹介した3つの物質「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」。
如何だったでしょうか。
どれか一つでも感じることができれば十分「幸せ」なのかもしれません。
「欲張る」ことが「ストレス」の種なのかもって思います。


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