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令和の出版広告営業

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サブカル編集者に憧れてたけど広告営業をやりながら毎日もがいている人の記録
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#小説

とにかく即レスすることしかできない

とにかく即レスすることしかできない

ちょっぴり飛んで新卒入社2年目のとき、まだまだ分からないことばかりだけど、だいぶ仕事には慣れてきた。そこで、とある超有名グローバル企業と一緒に仕事できる機会に恵まれた。

大企業だから色々稟議とかに時間がかかるんだと思っていたら、正反対。異様にメールの返事が早く、送った数分以内に返ってくるのがほとんど。原稿の修正もほぼなし。

このとき、忙しい人たちは、仕事に迷いがなく、とにかく判断が早いのだと知

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雰囲気で話せばなんとかなるという過信

雰囲気で話せばなんとかなるという過信

新卒入社91日目、広告営業としてひとりでお客さんのところに行き始めた。誰かメンターの人について手取り足取り…という感じではなく、放し飼いに近い育て方。どっちがいいのかは今でもよく分からない。人によるし。

ただひとつ分かるのは、準備は大事だということ。(超当たり前なことでごめんななさい)

お客さんとの会話(アイスブレイク、仕事として必ず伝えるべきことの両方)はどんな感じで話すのか、徹底的にイメー

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雑に広告営業に配属された

雑に広告営業に配属された

2018年6月、2か月の研修期間を経て配属の時期。私ともう一人の同期の女の子が、広告局のどこかに入るだろうとなっていた。

この時のことはよく覚えていないのだけど、広告営業=ヤダみたいな感じではなかったと思う。たぶん同期の子はいやがっていた。

たしか6月の1週目くらいに、当時の局長に呼び出され、「きなこさんは営業、●●さん(もう一人の同期)は制作だよ。役員会報告に載せなきゃいけなくて急いで決めた

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